2017年5月25日木曜日

潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたか分かる

最近、米国株に人気があると思う。

インデックス投資系のブログを見ても米国株を買っている人が増えているし、ちょっとリスク取り過ぎじゃない?とそんな状況に警告しているブログもある。

どうしても自分と似た投資をしている人のブログばかり見てしまうのでバイアスがかかっているだけかもしれないけど、それでもいままで国内投資信託を買っていた人たちが明らかに米国株、しかも個別株を買っているのが増えていると思う。

理由としては、ダウが最高値更新中とか、連続増配が50年以上続いている会社があるとか、株主本位の経営をしているとか色々だと思う。そしてリスクがあるのはわかっているけど長期間保有するから問題ないと思っているはず。

ただ、個別株だとリバランスが大変だし、たとえダウ採用銘柄であってもダメなものはダメだし、ダウが組成されてから生き残っているのはGEだけだし、ウォーレンバフェットが最近IBMを大量売却して衝撃が走ったようにコバンザメ投資もリスクが高い。

自分の場合は、リバランスが簡単、コスト優先で考えて国内ファンドから米国ETFに移ってきたので、米国株が好きと言うよりはコストで選んだらそうなっただけ。もちろんETFより個別株の方がコストがかからないのはわかっている。

いまは株価が高いからいいけど、これでまた何チャラショックが起きた時に個別株を買っていた人たちはどうするんだろう? 長期間買い続けてきた人であれば慌てることなく放置できるだろうし、それなりの資産を保有している人であればリバランスをするだけだろう。

でも昨今のブームに乗っかって始めた人には辛いことになると思う。たぶん投売りする人もいるだろうし、投資そのものを辞める人もいると思う。ただ、本当に長期投資家であれば、持ち続けるだけなのだが。

『潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたか分かる』 ウォーレンバフェット

とりあえず自分は水着を着ているつもりです。ついでに浮き輪にも掴まっているつもり。

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