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2022年3月28日月曜日

【投資遍歴】21.インデックス投資を終える時

完璧なインデックス原理主義者となりましたが、いずれ取り崩す時期がやってきます。


インデックス投資で資産は増えました。FIRE出来るのかもしれません。でも仕事を辞めても他にすることはありません。そして給与がなくなれば毎月の資金投入が出来なくなります。もはや投資は資産形成ではなく趣味になっているので、趣味のためにはお金が必要です。ETFを買えなくなることは耐えられません。ましてや分配金を再投資ではなく生活費に使うのも耐えられないし、各アセットを売却して取り崩していくのはもっと耐えられません。


でも、いつかは会社を辞める時がやってきます。ストレスを抱えてまで続けるものでもありません。いつリタイヤしてもいいという選択肢を持てているだけでも感謝しなくてはならないのでしょう。


何か新しいカテゴリーに投資してしまいたくなることがあります。例えば仮想通貨とか。

以前はその他資産として10%をコモディティに投じていました。もし今もそのままだったら10%内で仮想通貨を買っていたかもしれません。

では大儲けしていたかというと、乖離するたびにリバランスで売却していたと思うので、そんなに儲けていなかったと思います。ましてや総合課税です。

そう考えると、やはりインデックス投資が一番良いのだと実感します。


いつ、どのような形でインデックス投資を終わらせる時がやってくるのかわかりませんが、しばらくは今まで通り続けていこうと思います。そして大きな変化があった時に、この投資遍歴の続きを書くようにします。

(いったん終了)

2022年3月14日月曜日

【投資遍歴】20.コストと税金を最重要視するようになった

インデックス投資を始めてから、コストはもちろんのこと税金にもうるさくなりました。


ETFゆえに分配金が出てしまいます。課税分無駄なのはわかりますが、貰えるのは嬉しい、年々増えていくのはもっと嬉しいです。どうしても分配金を重視するようになってしまいました。


課税対策としてできるのは、損益通算で税金を取り返すことです。売買コスト負けしない金額まで下がったらいったん売却、即買い戻しをして損失を生み出し、分配金と通算させて取り返します。


これぞ絶対に負けない確実な売買ではないでしょうか。しかし日計り計算を知らず、同日に売買を行うという愚かな行為を最近までしていました。まだ暗黒時代の残滓が残っていました。


重要なのはどのくらい上がりそうではなく、いかに手数料と税金を減らすかです。どのくらい上がるかなんて誰にもわかりません。わからないことに試行錯誤するのではなく、わかっていることに注力すべきだと思います。


勝つ必要はなく、負けなければいいのです。

(続く)

2022年2月21日月曜日

【投資遍歴】19.資産形成に成功した

リーマンショック直後からスタートしたインデックス投資。当時の市況はボロボロ、でもベストなスタートでした。


アセットアロケーションが決まり、買うべき商品が決まった後は比率に基づいて地道に月末に買い続けました。途中で震災もあり、なかなか増えていくことを実感することが出来ませんでした。しかし、民主党から自民党へ政権交代しそうな期待感から株価は上がり始め、そしてアベノミクスで加速度を付けたように上昇。この頃は毎日マネックスにログインしては増えていく残高を見て喜んでいました。(いまも毎日ログインしていますが)


また、同時期に給与が大きく上がり、入金力がアップしたこともタイミングとしてよかったです。何故ならば、もしインデックスに出会う前に入金力が上がっていたら、無駄に個別株と高コストの投信を買い続けていただけだったと思うのです。今でもコストを垂れ流していたことでしょう。そして米国株上昇の波に乗ることもなかったと思います。以前の投資方法のままでもプラスにはなっていたと思うけど、インデックス投資と比べたら微々たるものだったと思います。


そんなわけで、資産は大きく増えました。給与はその後激減しましたが、資産だけは今も勝手に増え続けています。


インデックス投資をスタートさせてから低迷期だったと言えるのは、震災後、トランプ当選前、コロナ禍の三つです。しかし、この低迷期こそ仕込みのチャンスで、この時期にどれだけ購入したかが重要だと思います。ただし低迷期がいつ始まり、いつ終わるかは誰にもわかりませんし、どれだけ購入したかと言っても毎月決まった金額を投入するだけです。


将来は必ず上昇することを信じて、毎月コツコツ買うだけです。特にコロナ禍でそのことを痛感しました。

(続く)

2022年2月14日月曜日

【投資遍歴】18.インデックス投資に出会ってよかったこと

インデックスに出会ってから心の変化をまとめてみました。


決められたものを買うだけ、何を買えばいいのか悩む必要がない

悩むとしたらさらに低コストの商品が出た時だけ。


暴落とか全く気にならない

これは暗黒時代から、でも本当は悔しい。


毎月買っているので下がると安く買えて嬉しい


上がれば資産が増えてうれしい


真に分散されているから安心、変な会社をつかむ心配がない


ニュースとか社会情勢に惑わされない

株と債券、日本株と海外株の比率など全て決まっているので、いまが高いとか安いとか関係なく比率に合わせて買うだけです。


10%だったら何があっても許容内と開き直れる(でもたまに悩む)

海外債券不要論、不動産会社が株式指数に含まれているのでREITは必要ない論、先進国も新興国で商売しているから新興国株不要論あるけど、それぞれ10%なので許容内です。


この辺は自分の作ったアセットアロケーション次第ですけどね。でも、資産を増やすのに悩む必要がないのは本当に素晴らしいです。ただし本当に暇です。

(続く)

2022年1月28日金曜日

【投資遍歴】17.アセットの管理にツール導入

インデックスに出会ったのはよかったのですが、マネックスと確定拠出年金、株式と債券、日本と海外株の比率、国別比率等々の管理をどうすればいいのか悩むようになりました。


エクセルは苦手なのでシートの自作は出来ないからWebで探したら、日経マネーの付録を発見。もうダウンロードは出来ませんが、トップページはまだ残っていました。


'09年、皆さんの資産運用はどうだったでしょうか? 

ところで、現時点の金融資産の状況、しっかり把握していますか? 総額はもちろん、株の比率、外貨建て資産の比率、分かってますか? 

長期にわたる資産形成には、国内外の株、債券にバランスよく投資する分散投資が欠かせません。預貯金が8割、国内株ばかり、中国ファンドが半分以上といった極端な資産配分(ポートフォリオ)で資産を運用すると資産を減らすリスクが大きくなります。

そこで、年の区切りに資産を棚卸しして、資産配分をチェックしてみてはいかがでしょう。

銀行、証券、保険などすべての口座の残高を書き出し、株や債券などをどんな割合で持っているのかを調べてみるのです。自分のポートフォリオがわかると運用の問題点が見えてくるだけでなく、'10年、どんな金融商品を重点的に買っていけば効率的な運用ができるか、という投資戦略も練ることができます。いろいろな金融商品を持っていると棚卸しはなかなか面倒ですが、今回は記事を見ながら使える、棚卸し用のエクセルシートを編集部で用意しました。エクセルの入ったパソコンがあれば、棚卸しと、ポートフォリオの確認が簡単にできます。是非、記事を参照しながら使ってみてください。

日経マネー2月号「エクセルでラクラク! お財布ドックのすすめ」 特製エクセルシート


 いま読み返しても真っ当なことが書かれています。リバランスの重要性をズバリ指摘しています。


アセットアロケーションの比率は内藤忍氏が監修でした。ちなみに、日本株式20%、国内債券20%、外国株式30%、外国債券10%、その他20%という内容でした。


まずはこの比率に則ってスタート。その後は徐々に海外株の比率を高め、さらに海外株の中でも米国株、欧州株と地域別比率、米国株もVTI、VDCとVIGの比率など、各種比率を自分で変化させていきました。このシートがなかったら調整出来なかったかもしれないので、自分にとってのバイブルというかコンピュータみたいな存在です。


昨年末にデータ破損してしまったため、一部データが紛失という憂き目にあいました。また今となっては古いコンピュータになってしまいましたが、それでも未だに使い続けています。


その他20%はコモディティETFとリートETF割り振り、その後コモディティは複利で増えていかないことから途中で売却、その分を海外株式に割り振りました。


月末に各アセットの残高をエクセルシートに入力、一番乖離率の大きいものを購入というスタイルがここで確立しました。

(続く)

2022年1月17日月曜日

【投資遍歴】16.その他資産も簡素化

証券会社以外の資産も簡素化させていきました。


確定拠出年金は日本株、国内債券、海外株、海外債券に1/4ずつ投資していました。ただし、たまたまですが全て一番低コストのインデックスだったので、まだマシでした。このうち赤字だった国内株を除いて全て海外株にシフト。その後、日本株がプラマイゼロになってから完全に海外株にシフトさせました。今から思えば一気に全部シフトすればよかったのですが、まだ躊躇していたのと、インデックス投資の本質を理解していなかったのだと思います。


生命保険は一番コストが安くなる全期前納に、個人型年金は払い済みにしました。なお、解約しなかったのは利率が良かったからです。


持株会は売却して休止に。ただし、その後2018年に優遇策が導入されたので、最低金額で再開しています。

(続く)

2022年1月10日月曜日

【投資遍歴】15.海外ETFにシフト

当初はインデックスファンドに乗り換えていましたが、慣れるにつれて乗り換えへの抵抗感がなくなり、コストと商品ラインナップを考慮して海外ETFに乗り換えることにしました。


バンガードなら安心、途中償還はないはず、ということで決めましたが、この辺は『梅屋敷商店街のランダムウォーカー』の影響が大きいです。海外株式はVTを中心にポートフォリオを組み、日本株はTOPIX連動ETF(1306)に乗り換えました。


ただし、このときはまだ一般口座だったのです。これがその後、非常に後悔することとなります。


VTを初めて買ったときは一般口座、後に特定口座にしてから追加購入しましたが、日本株と異なり米国株は一般と特定口座を分けて売買することが出来ず、莫大な益が乗っている一般口座のVTを先に売らないと赤字の特定口座のVTが売却できない、すなわち事実上損出しができない状態に陥りました。乗り換えを一気に行ったので、初めて買ったVTの金額が大きかったのです。インデックスに出会ったときに、まずは特定口座に切り替えるべきでした。


海外債券については比率を決めかねて何回か売買をしてしまいました。しかし、その後は腹落ちできる範囲の比率を決めたので、いまはBNDを中心に黙々と購入するだけになっています。(続く)

2021年12月20日月曜日

【投資遍歴】14.リバランス開始

日本株偏重のポートフォリオからインデックスファンドを使ってリバランスを開始しました。なお、この時はまだ海外ETFに対して慎重でした。ちょっと難しそう、そして信用していいものかどうかよくわからなかったのです。


リーマン直後だったのでタイミングはよかったと思います。今から思えばほとんどの商品が底値の状態でした。一気にリバランスするのにベストな時期でした。


わずかに持っていた海外株式に投資するファンド、ドルMMF、ユーロMMFは、損益に関係なくそのまま海外株式インデックスファンドに移行。たぶんSMTインデックスシリーズだったと思います。


日本株はほとんど赤字だったので、損益通算できる範囲で徐々にインデックスファンドに乗り換えていきました。でも今から思えば一気にリバランスすればよかったと思います。今ならできるけど、当時はそこまでの度胸がありませんでした。本当は度胸ではなく知識がなかっただけだったのですが。

(続く)

2021年12月6日月曜日

【投資遍歴】13.ランダムウォーカーとの出会い

ここまで長かった暗黒時代ですが、やっと光明が見えてきました。


投資を始めた時から思っていたのが、日本財政への不信感。莫大な財政赤字を垂れ流し続ければいつかは破綻します。その対策も兼ねてインフレに一番強い株式投資を始めたのはいいけど、何が正しいのかわからず、ましてや海外投資をしたいけどどうすればいいのかわからず。


そんなとき、マネックスで「マネックス社員はなにを買っているか?」特集をやっていました。松本大社長(当時)が「アセットアロケーションを決めるのが大事、商品と地域でマトリックスを組んで各何%か決めて、それぞれ買っていく」と紹介していました。確かにそうです。でも、%の決め方がわからないし、何を買えばいいのかもわかりませんでした。


そして同時期に気になっていたのが、金融ブログ『梅屋敷商店街のランダムウォーカー』。以前から知っていましたが、ちょっと難しい感じがしていつもスルーしていました。でも、株と債券の比率とか地域とかインデックスとか書かれていたなと思いだし、ブログチェックを始めたのです。


そこで紹介されていたのが名著『ウォール街のランダムウォーカー』。元ネタはこちらでしょうということで、図書館で借りました。分厚い本でしたが本好きなので苦も無く読書開始。そして目からうろこが落ちたのです。


あの時の衝撃は忘れられません。まさに稲妻に打たれました。個別投資よりインデックスが優れていること、買い続けること、持ち続けること、重要なのはたったこれだけだったのです。一気に読み終え、そしてインデックスに全力投入することを誓いました。


そのようなわけで、インデックス投資を教えてくれた梅屋敷とウォール街の両ランダムウォーカーは、私にとって命の恩人ならぬ投資の恩人です。


それにしても読書好きなのに、なんで投資の本をほとんど読まなかったのか悔やまれます。でも本屋に行けば『誰でも一億円~』『あっという間に儲かる~』みたいな本ばかりが並んでおり、長期投資だけは続けていた自分でもそれはおかしいと思って避けていたのだと思います。


その後は『敗者のゲーム』『株式投資の未来』も読み、橘玲の著作にも出会い、インデックス道を邁進していくこととなります。

(続く)

2021年11月22日月曜日

【投資遍歴】12.長く続けたことで身についたこと

ここまでの長い暗黒時代ですが、長く続けたことで身についたこともちょっとありました。


自動引き落としで毎月買い続けた(今も)


「給与-日々のお金=投資資金」ではなく、「給与-投資資金=日々のお金」を実践していた(今も)


給与が増えたら連動して入金も増やした(減もあるけど今も)


配当金は全て再投資(今も)

今は証券口座に配当金を直接入金できますが、昔は出来ませんでした。支払通知書を銀行で換金するか、銀行口座に直接振込のどちらかでした。当時は数百円単位の配当金でしたが、たとえ少額でも全額再投資に回すために配当金専用の銀行口座を作り、そこに全ての配当金を入金。貯まったら引き出して証券口座に移動させて再投資していました。少ない金額ですが複利効果を活かすことができていました。


ほとんど売らなかった(リバランスと損益通算を除いて今も)

暗黒時代は長期にわたりマイナス33%でした。すなわち1/3は溶けていたのです。でも、超長期で見ればプラスになると信じてほとんど売りませんでした。インデックス投資に出会う前までに売ったことがあるのは、東電、ソニー、HSBCインド、HSBCチャイナ、ビックカメラ、モリモトぐらいです。頻度にしたら数年に一回ぐらいです。なお、モリモト以外はわずかですが全て売却益が出ました。


証券口座で売買したお金は一度も引き出したことがない(今も)


長い長い暗黒時代でしたが、長期投資の基礎は築けていたと思います。単に買っていた商品が悪かっただけだったのです。原因は自分が無知だったからです。

(続く)

2021年11月8日月曜日

【投資遍歴】11.暗黒時代のまとめ

恥ずかしいばかりの暗黒時代の汚点をまとめてみました。


日本株ばっかりだった(分散できていない)


どうやって分散投資すればわからず、ドルとユーロMMFを買って日本株と分散できていると思い込んでいた(株式と債券の違いを分かっていない、知識ゼロ)


全ての情報が捕捉され日本が財政破綻したときに没収されると信じて特定口座にしていなかった(陰謀論に踊らされていた)


手数料を考えずにるいとうとミニ株を買っていた(コスト意識ゼロ)

大和証券でるいとうの手数料を調べると今でも1.265%です。ミニ株は終了しており手数料は不明ですが、やはり高かったはずです。


高コストの投信はその分だけ儲かると思っていた(プロが運用すれば儲かると思い込んでいた)


売却損が出たのに損益通算をしなかった(税金の知識ゼロ)

IPO投資は儲かるという記事が出始めてきたので応募はしたけど当たらない、やっと当たったのがモリモト。抽選に申し込むにあたり、財務とかビジネスモデルの確認はもちろんやっていません。公開直後から下落し続け、購入時の半値ぐらいになったときに「こりゃダメだ」と売りました。その後倒産したのでまだマシだったかもしれません。でもこの頃は損益通算を知らなかったので、なんと確定申告をしませんでした。


本当に無知でバカで長い暗黒時代を過ごしていました。

(続く)

2021年10月25日月曜日

【投資遍歴】10.過去に保有していた個別株

たくさん持つことが分散だと思っていました。でも株式、債券、地域、業種なんてものは全く考えていませんでした。子供の切手収集みたいなものです。たくさんあればそれだけで喜んでいたのです。


初めて買った株の東電とソニーもそれぞれ200株以上ありましたが、100株だけ残して売却、得たお金で他の株を買ってさらに分散。ただただ銘柄を増やしていました。


思えば、買った株が値上がりしても100単位株だけならば大きく増やすことは出来ません。そしてそこまで分散するならば、インデックスを買ったほうが分散の規模も手間も全てにおいて優れています。でも当時はインデックスを知らなかったのです。残念ながら。


過去に買った個別株をまとめてみました。なお、詳細は覚えていないので適当です。


るいとうで買った株:

東京電力、ソニーミュージック、トヨタ自動車かディスコ(ミニ株と一緒にして単位株にしたはず)


ボーナスで買った株:

桑山、新日本空調、ライト工業、サトー、サカタのタネ、サンリツ、セブン銀行(よく覚えてないけどたぶん持っていたはず)


ミニ株で買った株:

セガサミー、ディスコ、トヨタ自動車、ディスコ、浜松ホトニクス


優待狙い:

テンアライド、ピエトロ、マツモトキヨシ、オリジン東秀、ビックカメラ、ブックオフ、三菱UFJ銀行

自分が普段利用している会社の株を買えば自分が買うたびに利益貢献して、それが配当金として戻ってきて、さらに優待が貰える、だからベストと信じていたことがあって優待投資をしていた時期もありました。


IPO:

モリモト

IPOは儲かると思って抽選に参加したけど全然当たらず、でも唯一当選した株。(その後、倒産しました)


他にも保有していたと思いますが、思い出すことが出来ません。長期間にわたり、このような一貫性のない単なる寄せ集めの株式投資をしていたのです。恥ずかしい限りです。

(続く)


※2023年7月8日追記
ボーナスで買った株としてHOYAを保有していたことを思い出しました。

確か株主総会の翌日に決議通知が届いたけど、数日後に修正されたものが送られてきたのです。創業家から了承を得られなかったからと後日報道で知りました。


※2024年2月25日追記
マネックスのサイトから過去の売買記録をDLしたらさらに買っていました。

ウエスコ、横河工事、明電エンジニアリング、明電舎、ファナック(ミニ株)、サミー(ミニ株)、ゼンリン、NTTドコモ、ヤフー、マネックスBH、フジシール、武田薬品、楽天


ミニ株以外はボーナスが出るたびに買っていたのだと思われますが、ウエスコから明電舎まではまだ給料が安かった頃だったのでしょう。低位株ばかりです。


ファナックとサミーはミニ株。サミーは途中でセガサミーになりました。


ゼンリンから楽天までは給料が上昇して以降に購入したものだと思われます。それにしてもゼンリンとフジシール以外は全く記憶にありません。まさかヤフーとか楽天を買っていたとは。


これで全てだと思われますが、それにしても黒歴史です。本当に恥ずかしい。

2021年10月11日月曜日

【投資遍歴】9.高コストファンドを買っていた

野村ファンドネット証券では『ダ・ヴィンチ』を買っていました。


その後ファンドネットからマネックスに移してからも、インデックスに出会うまで積み立てを続けていました。今の手数料を調べると信託報酬2.2%。信じられないぐらいの高コストです。あり得ません。でも長い間大切なお金をドブに捨てていたのです。


マネックスではHSBCインドオープンと、HSBCチャイナオープンを買っていました。たぶん積み立てで買っていたと思います。そして信託報酬は2.2%。これもあり得ません。どちらも利益が出ているときに分散のために一部売却して、インデックスに出会ったあとは全てインデックスファンドに移しました。


そして極めつけは、マネックスが独自に開発した『Monex-HFR プライベートエクイティファンド&ヘッジファンド・インベストメンツ 2006 (愛称:プレミアム・ハイブリッド 2006)』。


当時のプレスリリースを見つけました。


当ファンドは、プライベート・エクイティ(非上場株)・ファンドとヘッジファンドへの分散投資を通じて 投資効率の高いオルタナティブ運用を行い、長期的な絶対収益の獲得を目指す商品です。従来は、 機関投資家など一部の投資家にしか投資機会がなかった運用商品を個人投資家のために業界で初めて 50 万円より投資可能といたしました。当ファンド運用上の主な特徴は、(1)設定時のファンド資産の 70%を 上限に、世界有数のプライベート・エクイティ・ファンドへの投資を行うこと、(2)プライベート・エクイティ・ファンド投資 とヘッジファンド投資とを組み合わせたポートフォリオ運用を行うことにより、市場の環境や投資状況に 応じた効率的な資金運用を行うこと、 (3)地域、戦略の異なる数多くのファンドへの分散投資を通じて、 リスクを抑えつつ絶対収益の獲得を目指すこと、の三点にあります。


「プライベートエクイティ」「ヘッジファンド」「オルタナディブ」「機関投資家」、意識高い系の言葉が並んでいます。


そして販売内容も強烈で、

50万円以上から購入可能、

2006年12月15日から2012年5月の買戻日までは買戻し(中途換金)不可、

2011年12月以降、年2回(6月、12月)に買戻しの申込が可能、

ただし2012年と2013年における買戻しには買戻し手数料(信託財産留保額:買戻された受益証券一口当たりの純資産価格の2.5%)を負担、

買戻しの申込日から適用される受益証券一口当たりの純資産価格が決定するまでに5ヶ月以上の期間を要する、

償還期限15年、

申し込み手数料2.625%、管理報酬0.03%、受託会社報酬0.02%、投資運用報酬0.5%、投資顧問報酬0.8%、事務管理報酬0.1%、保管報酬0.02%。代行協会員報酬0.05%、販売会社報酬0.45%、その他費用0.36%、初年度の合計はなんと4.955%。


こんなファンドを買っていたのです。買う前に信託報酬を確認することなく、逆に高いコストほど儲けさせてくれると信じていました。本当に大馬鹿者です。当時に戻れたらぶん殴ってでも買うのをやめさせます。


インデックスに出会った後もこれだけは高額手数料のせいで売却に躊躇しました。

かなりの期間赤字でしたが、最後はアベノミクスの波に乗り何とかプラスに持ち込んで売却。たぶん買い戻し手数料のかからない2014年だと思います。

プラスと言ってもインデックスに投資していたらもっと利益を得ていたことでしょう。


ダ・ヴィンチ、HSBC、プレミアム・ハイブリッド。この頃は本当に無知で馬鹿でした。

(続く)

2021年9月27日月曜日

【投資遍歴】8.あれこれ証券口座を開いていた

初期のマネックスは投資信託のラインナップが弱かったのと、他の証券会社のほうが購入ポイントが貯まったりしたので、ボーナス等で個別株を買うときはマネックス、投信の積立はマネックス以外と使い分けていました。 


まず、野村ファンドネット証券を口座開設しました。投信を購入するとポイントが貰えて、そのポイントでMMFが買えました。というわけで、投信はポイントが貰えないマネックスではなくファンドネットで買っていました。たしか公社債投信とダ・ヴィンチだと思います。 その後ファンドネットが野村証券に吸収されるときにマネックスに移管したか、そのまま解約(売却)をしたと思います。


 野村もこのままファンドネット証券を続けていれば、いまごろネット証券業界での立ち位置は変わっていたのかもしれません。もったいないことをしたと思います。 


楽天証券の前身、DLJディレクトSFG証券も開設(したはず)。郵送で取り寄せた口座開設資料はモノトーンの渋いイメージだったと記憶しています。しかし、開設したと思っているのですが、それならその後、楽天証券になったときのことを覚えているはずなのに全く記憶なし。一方でDLJがマネックスに買収されて手続きなしで自動で名寄せされたのでラッキー!と思ったことを記憶しています。 


ところがWikiで調べると、マネックスに買収されたのはDLJではなくセゾン証券になっているので、そうなるとセゾンを開設していた? でもセゾンのことは全く記憶にないです。 ということは、DLJは口座開設資料を取り寄せただけか、開設したけどすぐに解約しただけなのかもしれません。この辺の記憶が曖昧です。 


今のうちに書いて残しておかないとどんどん忘れちゃうかも、というのがこの投資遍歴を書く一つのきっかけになっています。 (続く)

2021年9月13日月曜日

【投資遍歴】7.マネックス証券との出会い

1999年、ついに日本にもネット証券が誕生しました。


ネット証券が解禁されることは新聞で知りました。証券会社の候補は何社かあったと思いますが、ソニーが資本参加しているということでマネックス証券で口座開設しました。ここでもソニーの名前に惹かれてしまったのです。初めて買った株もソニーミュージックだったし、どこまでソニーブランドが好きなんでしょう。内容ではなくブランドで選ぶという、選択の仕方としては最悪です。


口座開設資料の請求は新聞広告か、当時たまに購入していた月刊投資情報誌『あるじゃん』(リクルート)を見てだと思います。ちなみに、『あるじゃん』はまだ出版されていると思っていましたが、調べたら2012年で休刊しておりました。全く知らなかったのも、2012年にはインデックス投資に没頭しており、その他投資情報には興味がなかったからです。


マネックス開設後は主にこちらでトレード。しばらくは大和でるいとうとミニ株を続けていたかもしれませんが、その後すべてマネックスに移管しました。


というわけで、文句たらたら言いながらもマネックスとは開業当時からのお付き合いとなります。

(続く)

2021年8月30日月曜日

【投資遍歴】6.生命保険にも入ってしまった

今だったら絶対契約しないものナンバーワン、生命保険にも加入してしまいました。


まずは安田生命(現明治安田生命)。保険のおばちゃんに押されて。社会人になったら保険ぐらい入ったほうがいいのかなという勝手な言い訳を自分で作り上げて入ってしまったのです。本当は押されただけなのに。でも、ちょうど週刊誌が保険特集を組んでおり、一番お得なのは個人型年金と書かれていたので、特約無しで加入しました。利率は準お宝保険ぐらいのものです。個人型年金&特約無しなので、おばちゃん的には美味しいお客ではなかったと思いますが、そこはお互いさまということで。


個人型年金の利率は一番高い時期で約6%あったそうですが、例えそうでも今だったら加入しません。保険会社の手数料を引いたうえでの利率6%です。本当の利率は3%以下だと思います。手数料が高すぎです。


インデックス投資に出会ったあと解約しようと思いましたが、高い手数料でも当時の債券の金利よりは高かったので払い済みにして放置中です。


その後、さらにプルデンシャル生命にも加入しました。こちらは保険のおじちゃんに押されて。しかも利率変動型生命保険。たしか同じ内容の固定利率と比較して約1500円か3000円高かったと記憶しています。この頃は最高値からの1/3ぐらいの利率。でもいつかは高利率に戻ると信じて利率変動型に。最初は特約でケガ、疾病、がんを付けていました。途中でがん以外を解約、そして全期前納にしてすべて支払い、その後一部減額(解約)して放置中。途中で払い済みに切り替えようかと思いましたが、全期前納後はできないのと、特約が解約されてしまうので(がん保険が非常に有利な内容なので)、放置にしました。もっともがん保険が有利と言っても、本当は無駄なのかもしれませんが。


こちらも全部解約を検討しましたが、やはり当時の債券金利よりは高かったので、放置中です。


いまだったら個人型年金は加入せず、生命保険は掛け捨てにして、ある程度の資産を築いた後は解約していたと思います。

(続く)

2021年8月16日月曜日

【投資遍歴】5.株以外の商品も買っていた

いつかは家を買うと当時は思っていたので、公庫融資の増額と公庫物件の抽選倍率が優遇される、住宅金融公庫の「つみたてくん」をしていました。


これは全員が買えるのではなく、申し込み多数の場合は抽選だったと記憶しています。でも私が応募したときは無抽選だったはずです。内容は、年2回、毎回約20万円積み立て、積立期間5年、計11回積み立て。若手の頃はボーナスがほとんどつみたてくんで消えていたので本当に辛かった。


結局5年間積立を行い、その後5年間解約せず放置、満期になって解約しました。償還後はそのままJ-REITに投入したので、いまのリートETFの原資になっています。


今は住宅を買う気なんて全くありません。とは言えつみたてくんをしたことは無駄だったとは思っておらず、良い面もありました。まず、当時の債券は金利が良かったのです。すべての資料を捨ててしまったので詳細はわかりませんが、割引率1%後半から2%ぐらいだったはずです。今の債券では考えられない高金利です。なによりもボーナスを無駄遣いせずに投資に回すという習慣が身についたことが良かったです。

(続く)

2021年8月2日月曜日

【投資遍歴】4.当時の株の選び方、買い方

ボーナスが出ると100単位株で(当時は単元株とは呼びませんでした)、株価数百円、合計数万円で買える株を買っていました。


この頃は給料が安かったので高いものは買えなかったからです。でも株は欲しかったので、いわゆる低位株を買っていました。選び方は超適当。業界研究も業績も調べず、四季報で無借金の会社を選んでいただけです。買える値段の株の中で優良企業を、といっても配当金と有利子負債額しか見ていませんでした。


これまた高額な手数料のミニ株も買っていました。単位株の1/10から買えるというものです。るいとうでは時間がかかりすぎ、単位株では高すぎて買えないものをミニ株で買っていました。


ミニ株で買っていた銘柄は忘れてしまいましたが、たぶんトヨタかディスコだと思います。るいとうは東電、ソニー以外にトヨタかディスコも買ったと記憶しており、その後ミニ株を始めた時に過去のるいとう分とミニ株を合算して100株にしたものがあったからです。


そして株と言えば持株会にも入っていました。今だったら加入しません。加入するとしたら莫大な上場益が狙えそうなベンチャーとか、かなりの優遇措置を導入しているかだと思います。当時も補助があったと思いますが、3%か5%ぐらいだったと思われます。

(続く)

2021年7月19日月曜日

【投資遍歴】3.初めて買った商品

 まずは自動引き落としで毎月5万円からスタートさせました。


 内訳は、公社債投信3万円、株式累積投資(るいとう)で東京電力1万円、ソニーミュージック1万円です。 当時は社会人になったばかり。資産なんてほとんど持っていません。ゆえに公社債3万円を選んだのは正しい判断だったと思います。 ちなみに、この公社債投信は中期国債ファンドだったのでしょうか? もう覚えておりません。 


この頃は株を買うには直接個別株を買うしかないと思っていました。そこで選んだのが、毎月一万円から買える株式累積投資「るいとう」です。会社の持株会のようなものです。 


東電を選んだのは、手堅くて絶対につぶれることのない会社として。そして手堅い会社を選んだのだから、もう一つは今どきの会社としてソニーミュージック。これらも特に考えがあったわけではありません。東電は初めから買おうと思っていましたが、ソニーミュージックのことは考えておらず、その場でなんとなく決めました。ただ単にソニーの名前に惹かれただけです。 


東電は単位株になった時に一部売却しましたが、東日本大震災の時まで持ち続けていました。 ソニーミュージックは途中でソニーに併合。これも途中で一部売却したけど、インデックスに出会うまで持ち続けていました。 


手数料が高額なるいとうをやっていた時点でダメな芽が出ていた証拠です。ここからしばらく、というかインデックス投資に出会うまで長い暗黒時代が続きます。 

(続く)

2021年7月5日月曜日

【投資遍歴】2.証券口座を開設してみた

社会人になってすぐに証券口座を作りました。


まだネット証券が存在していなかったので、自宅でも会社近くでもない某繁華街にある大和証券で開設しました。


店内に入った時、そこには今まで見たことのない異次元空間が広がっていました。ロビーに置かれたソファーに座り、株価ボードを見つめる爺さん婆さんが沢山いたのです。今から思えば、毎日出入りして株価ボード見て一喜一憂して、ちょっと上がれば売り、ちょっと下がっても売り、息子や娘ぐらいのスタッフに講釈を垂れて、少ない資金のほとんどを手数料で溶かしていた人たちだったと思います。そしてスタッフからは心の中でゴミと馬鹿にされていたのでしょう。今でもこの手の人々はいるのでしょうか?


そんな人たちの間を通り抜け、カウンターで口座開設をお願いしました。隣は同い年ぐらいの若者。「こんどウチの両親にも挨拶させてよ」みたいなこと言っており、「同年代なのになんでそんなにお金持ちなの??」とビビりました。これも今から思えば、偉そうにスタッフと話していたけど本当の金持ちなら外交員が自宅に行くはずだから、自分では大きなお金を動かしていると思い込んでいるだけで普通の人だったのだと思います。


当時の店頭はまさに場末の鉄火場みたいなところでした。

(続く)