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2024年1月23日火曜日

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

 香港用に買ったにも関わらず一年以上放置していたキンドルで読書。


最近はスマホ画面を見ているだけで全く読書をしなくなってしまいました。これはイカンということで気になっていた『DIE WITH ZERO』を購入。


いつまで働き続けるべきなのか、そして資産はいつまで幾らまで増やし続けるべきなのかの答えを探すためです。


死ぬときに資産ゼロにするために減らし始めるのは45~60歳とのこと。まさにその中間にいます。


よほどのストレスがない限りは、帰国後5年間で新NISA埋まるまで、いま保有しているETFを売却することなく新規に投入するお金で1800万円埋まるまでは働いてもいいのかもしれません。ギリギリ45~60歳の中に納まっている年齢です。


仕事もそれなりに充実しているのかもしれません。なぜならば仕事をしていなかったら香港赴任という海外生活を経験でできなかったからです。


そういう人には今の生活を高めるための支出に使うのがいいらしい。ということは、外食するときはちょっと高いところに行ってみるとか、時間節約のためにタクシーを使ってみるのがいいのかも。旅行が好きならエコノミーではなくビジネスクラスに乗るとか。

小さな話かもしれませんが。


人は思い出の配当が重要とのこと。若い時に、体が動くうちにどれだけの経験を得られるか。


ETFからの配当も重要ですが、思い出の配当にも気を配ろうと思いました。


(ETFの配当は税金対策のために減らすようにするつもりです)

2018年12月4日火曜日

『Yahoo!JAPANのビッグデータとAIが教える21世紀の投資戦略』

『Yahoo!JAPANのビッグデータとAIが教える21世紀の投資戦略』を読んだ。

ヤフーファイナンスの掲示板をAIで解析して株式の上昇期を探るというもの。読み始めてすぐに、こんなに手間をかけて解析するならばコストも高いはずだし100発100中でもないのだから、この手法(ファンド)ではなく単にインデックスを買えばいいのでは?と思ったのでファンドを調べてみた。

そうしたら、購入時に3.24%(税抜3.0%)、信託報酬として年0.9936%(税抜年0.92%)と高コスト。他のアクティブファンドよりも安いと言っているけど、いまどきのインデックスファンドの信託報酬0.1%台と比べたら高額。

株価指数+5%を運用目標としているらしいですが、1%近い信託報酬を取られたら実質何%なんだろう?

結局はコストの安いインデックスファンドを長期間積み立てるのが一番お得というのを再認識した一冊でした。

2018年5月28日月曜日

『銀行員はどう生きるか』

『銀行員はどう生きるか』(浪川攻著)を読んだ。

『捨てられる銀行』の続編かと思うぐらい似ていたのだが、この「銀行員」を他の職業に換えても通ずるものがあると思う。

ITによる省力化、本業回帰はどの業界でも同じではないだろうか。銀行員がどうやって生きるかと同じぐらい他業種のサラリーマンも生きるかを考える必要があるだろう。

2017年11月19日日曜日

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合雅司)を読む。

今後、人口が激減していく日本の将来に何が起こるかを予想している。

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

未来には自分が老人となり当事者になってしまう。でも、もはやどうすることも出来ないことが描かれている。読んでいるだけで絶望的な気分。

戦中の人口増加策と戦後の抑制策が発端となり、そして将来こうなることは昔から分かっていたはず。人口カーブをいじることは出来ないけど、それに対応した社会は作れたはずなのに、何もしなかったから絶望的な未来しか残っていない。財政も同じことになるんでしょうね。

先月からREITの国内と海外の比率を変更したのは、この本に影響を受けたのは事実。日本はダメでも海外には希望あり。ただし、高齢化は世界的な問題だけど。

2017年9月10日日曜日

『生涯投資家』

村上ファンドで有名な村上世彰著『生涯投資家』を読んだ。

村上ファンドと言えば強欲で、資金力で株を買い占めて、それを背景に対象会社に圧力をかける、というイメージしか持っていなかった。

しかし、日本経済の永続的な成長のためにはコーポレートガバナンスが重要でもあるにもかかわらず、それを遵守しない会社に対して投資家として是正を求める。結果、会社は企業価値を上げ、投資家は利益を上げ、そして税金を納めて国も良くなるという考えだったらしい。

もちろん自分で書いた本だから、かっこよく書いている部分もあるとは思う。しかし、思ったのは昨今の米国株ブームに通じているのではということ。

なぜ米国株を買うかと言えば、配当性向やROEは日本企業よりも総じて高く、何十年も増配を続けている会社が多数あったりと、投資家にとって魅力があるからだと思う。だから、日本株ではなく、米国株に流れているのだと思う。

では、なぜ米国株が投資家にとって魅力的な存在になれたかは、村上ファンドのような物言う株主が大勢いることだからではないだろうか。年金財団、投資ファンド等、いろいろいるだろうけど、誰もが物を言い、アクティビストであり、議決権を行使する。

法の抜け穴を使ったり、資金力を背景にあくどいやり方と思われるかもしれないけど、そういうことをするから企業は価値を上げるのに必死になるし、市場は整備されるし、そして投資家は報われる。

というわけで、著者のやり方が正しいかどうかわからないけど、行動は正しいと思った。

2017年6月12日月曜日

『捨てられる銀行2 非産運用』

『捨てられる銀行2 非産運用』を読んだ。

『捨てられる銀行』の続編だけど、2のほうが面白い。1は銀行マン向け、2は一般の人向けという感じで、金融業界に関係ない人でも楽しめると思う。

1も2も森金融庁長官が進める改革について書かれているけど、2は特に投資の重要性が伝わってくる。

もはや日本の年金制度に期待は出来ず、これからは個々人が自助努力で自分の年金を作り出さなければならないこと。ゆえにそれを後押しする制度を作り、国民に薦めて、一方で国民に不利益になる商品を排除すべく奮闘しているといったところか。

しかし、森長官が退官してしまうと、また元の魑魅魍魎な世界に戻ってしまう恐れもある。例え戻ってしまったとしても自分は生き残るためには、日々情報を集めて個人として防衛するしかないと思った。また、安価なインデックス商品を長期間購入、および保有する重要性を改めて確信した。

2017年4月6日木曜日

『その後のリストラなう! 割増退職金危機一髪』

以前、光文社のリストラをリアルタイムでブログにアップしていたものをまとめたのが『リストラなう!』。その続編が『その後のリストラなう! 割増退職金危機一髪』。

退職して自由になれたと思ったけど、何処にも所属していない何もすることがない孤独、絶望感。

4400万円の退職金を得たけど、外資系金融機関(HSBC)に薦められるままに仕組み債やデュアルカレンシー債を購入して溶けていく。

禅で悟り、文献学習会で刺激を受け、ドラッグにも溺れそうになったけど無事脱出、野良猫から生き方を学ぶ。

こういうのを読むと金融教育の重要性を感じるけど、一番印象的だったのはサラリーマンが会社から切り離されると何も残らないということ。いずれ自分もそういう立場に陥るのは確定なのに、でも認めたくない。

自分の投資の目的は『働かなくてもいいぐらいの資産は持っているけど、でも働く、ことが出来るようにする』なのも、やっぱり会社を通して社会と接点をもっていたいということだと改めて認識した。