2016年12月19日月曜日

落ちてくるナイフを掴みに行く

ニッセイ外国株式インデックスファンドにおいて市場の急変と大口の資金流入が重なり、ベンチマークから下方乖離したことが話題になっていた。

大統領選と重なることで市場に大きな変化があることは運用者もわかっていただろう。しかし、それでもたぶん決められたタイミングを遵守したのだろう。大きな変化があるときは日程を変えるということもあるだろうが、それよりも決められた日に流入させることを優先させたのだと思う。

今回は大口の資金流入ということで、たまたまこのようなことになってしまったのかもしれない。
もし、市場が急変していなかったならば問題にならなかったし、意図的に日程を変更したら、それはそれで問題になっていただろう。

もちろん不利益をこうむったファンド購入者にとっては看過できないことだが、日程を変更しなかったニッセイの姿勢は評価できると思う。

トランプ当選以降、リートと債券は値下がりしている。今後さらに値下がりするかもしれない。でも先月は数年ぶりにリートを購入した。それは毎月、月末に、ポートフォリオに則って購入するだけだから。

だから、たとえナイフが落ち続けることがわかっていても、掴みに行きます。

2016年12月5日月曜日

2016年11月の売買記録

(1)新規投入
・毎月の積立分
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)の分配金
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)の分配金
・上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)の分配金

(2)売却
・なし

(3)買付
・三井住友DC全海外株式(NISAリレー投資用)
・SPDR Dow Jones REIT ETF(RWR)


●感想
海外リートが値下がりしているため、数年ぶりに購入しました。しかも初めてのスパイダー。本当はバンガードのVNQを購入したかったですが、日本の証券会社では購入できません。既に保有しているeMAXIS 先進国リートインデックスの買い増しも考えましたが、コストの安いRWRにしました。

2016年11月21日月曜日

損益通算について

売買は手数料がかかるのと、譲渡益がある場合は税金もかかるため、なるべく行わないほうが望ましい。

ただし、低コストのファンド/ETFに乗り換える場合と、損益通算による節税のための売買は行っている。

乗り換えの場合は売却するファンド/ETFがマイナスの場合は問題ないが、プラスの場合には乗り換えによるコスト低減と比較を行い、どこまでお徳かによって判断している。

損益通算については、年間に貰う分配金/配当金総額に達するまではマイナスになっている銘柄の売却と即買戻しを行っている。

しかし、売買には手数料がかかるし、節税とはいえ小まめに行うよりは大きくマイナスになったときに一気にマイナスを表面化したほうがいいはず。しかしタイミングがわからない。

そう考えると、損益通算による節税がどこまで有効なのか考えてしまう。さらに、損益通算後に買い戻すということは基準値が下がることになり、その後、株価が上昇しているときに売却することがあれば税金が増えることにもなる。

ポートフォリオの調整は1年よりも3年に一回行うほうがよいというデータがあるが、それと同じようなシミュレーションを損益通算でも行っているのであれば知ってみたい。

2016年11月2日水曜日

2016年10月の売買記録

(1)新規投入
・毎月の積立分
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)の分配金
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)の分配金
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の分配金
・Vanguard Emerging Markets Stock Idx ETF(VWO)の分配金
・Vanguard Consumer Staples ETF(VDC)の分配金
・Vanguard Dividend Appreciation ETF (VIG)の分配金
・上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)の分配金

(2)売却
・Vanguard Consumer Staples ETF(VDC)
※損益通算による節税対策。VDCは売却後、即買戻し

(3)買付
・Vanguard Consumer Staples ETF(VDC)
・三井住友DC全海外株式(NISAリレー投資用)
※VDCは(2)の売却後、(1)の新規投入分を追加して買戻し

●感想
今月は先月買い損ねた分を追加していつもより多めに買いました。また、損益通算用に一旦売却しましたが、基本はポートフォリオに則って淡々とノーセルリバランスしていきます。

2016年10月17日月曜日

GPIFに思うこと

GPIFこと年金積立金管理運用独立行政法人について感じるままに。

株価が下がるとGPIFが何億円損を出したという報道がされるが、長期で見なくてはならないものを短期で評しても意味が無いと思う。

個人的に思う問題点としては、株式の比率を高めることはいいと思うが、実際にはアベノミクスを援護射撃するためのものとなっており、恣意的なポートフォリの変更になってしまっていると思う。

一番の解決策は、賦課方式から積み立て方式にすることと、全額401kにしてどの商品に積み立てるかは自分で決めるようにすれば全ては解決すると思うのだが。もちろん今さら積み立て方式にすることなど無理だが。

もし自分で自分の運用商品を決めることが出来るならば、100%海外株式にします。

2016年10月3日月曜日

2016年9月の売買記録

(1)新規投入
・毎月の積立分
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)の分配金
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)の分配金
・上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)の分配金
・NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)の分配金

 (2)売却 
・なし

(3)買付
・三井住友DC全海外株式(NISAリレー投資用)


 ●感想
10月上旬にVT、VIG、VDCの分配金が振り込まれる予定なので、買い付け手数料を抑えるために今月の新規投入分とそれらを一緒にしてから買い付けようと思っておりました。

しかし、そうすると9月末分の買付けが10月上旬となり、次の買付けである10月末との間隔が短くなります。

定期的にコツコツと買い付けるならば、10月上旬の分配金は10月末の買付けの時に充当すべきでした。売買については自分の感覚を挟むことなく、同じ時期に買うと決めたらそれに身を任せるべきだったと反省。

次回から気をつけます。

2016年9月19日月曜日

NISAの長期積立枠は賛成だけど

「上限年60万円まで、非課税期間20年」というNISA長期積立枠なるものが検討されているとのこと。

現行制度は非課税期間最大10年だが、いずれは恒久化されることを見越してVT一本で買っている。

現行の120万円から半分になるのは残念だが、それよりも非課税期間が延びることの方がうれしい。

ところで、現行分の対応はどうなるのか。一旦売却しないといけないのか、それとも特例でロールオーバーできるのだろうか。複雑怪奇な制度にするのは止めて欲しい。


本当に長期投資を育成するのであれば、

・上限年60万円まで(それ以上でもいいけど)
・損益通算は無し(長期保有を促す)
・恒久化

とシンプルなのが一番だと思う。名称は何でもいいです。

2016年9月12日月曜日

2016年8月の売買記録

(1)新規投入
・毎月の積立分
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)の分配金
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)の分配金
・上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)の分配金
・TOPIX連動型上場投資信託(1306)の分配金

(2)売却
・Vanguard Consumer Staples ETF(VDC)
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)
※全て損益通算による節税対策。VDCは売却後、即買戻し

(3)買付
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)
・三井住友DC全海外株式(NISAリレー投資用)
※BNDとVWOBは(2)の売却後、(1)の新規投入分を追加して買戻し

●感想
今月は損益通算用に一旦売却しましたが、ポートフォリオに則って淡々とノーセルリバランスしていきます。

2016年9月5日月曜日

2016年8月末の資産配分と投資商品

●2016年8月末の資産配分(カッコ内は目標)

・日本株式 10%(10%)
・先進国株式 32%(35%)
・新興国株式 14%(15%)
・日本債券 20%(15%)
・先進国債券 5%(6%)
・新興国債券 4%(4%)
・国内REIT 4%(3%)
・海外REIT 7%(7%)
・その他 4%(5%) 


●投資商品

■日本株式
・TOPIX連動型上場投資信託(1306)
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の日本株式部分

■先進国株式
・Vanguard Dividend Appreciation ETF (VIG)
・Vanguard Consumer Staples ETF(VDC)
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の先進国株式部分
・DCダイワ外国株式インデックス(確定拠出年金)
・SMTグローバル株式インデックス
・三井住友DC全海外株式の先進国株式部分

■新興国株式
・Vanguard Emerging Markets Stock Idx ETF(VWO)
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)の新興国株式部分
・三井住友DC全海外株式の新興国株式部分

■日本債券
・個人向け国債 変動10
・生命保険解約返戻金相当額
・定期預金

■先進国債券
・Vanguard Total Bond Market ETF(BND)
・上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)
・日興MMF(米ドル)

■新興国債券
・Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF(VWOB)

■国内REIT
・NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)

■海外REIT
・eMAXIS 先進国リートインデックス

■その他
・その他

金額、数量は非公開。区分けは適当です。

2016年8月22日月曜日

投資方針書、のようなもの

Ⅰ.資産運用の目的
働かなくてもいいぐらいの資産は持っているけど、でも働く、ことが出来るようにする

Ⅱ.運用目標
インフレ率と同等であれば上々

Ⅲ.投資方針
・買ったら売るな、売るなら買うな
・ただし、資金が必要になったとき、リバランス、損益通算による節税対策は除く
・基本は長期、積立、分散、低コスト
・低コスト、かつ途中償還がないであろうバンガードのETFを中心に
・国内外の株式、債券、リートに分散投資
・NISA、確定拠出年金は最大限活用

Ⅳ.目標アセットアロケーション
・日本株式 10%
・先進国株式 35%
・新興国株式 15%
・日本債券 15%
・先進国債券 6%
・新興国債券 4%
・国内REIT 3%
・海外REIT 7%
・その他 5% 

Ⅴ.売買執行方針
・最低手数料を上回る金額になったら購入
・余裕資金は極力投資

Ⅵ.リバランスの基準
・基本はノーセルリバランス
・目標アセットロケーションより著しく乖離した場合はリバランスを行う

Ⅶ.投資方針の変更
・市場、および自分の環境に変化があったときは投資方針を再点検
・加齢によるアセットアロケーションの変更は行わない


と考えて実践しているのですが、さてどうなるか。