2021年10月11日月曜日

【投資遍歴】9.高コストファンドを買っていた

野村ファンドネット証券では『ダ・ヴィンチ』を買っていました。


その後ファンドネットからマネックスに移してからも、インデックスに出会うまで積み立てを続けていました。今の手数料を調べると信託報酬2.2%。信じられないぐらいの高コストです。あり得ません。でも長い間大切なお金をドブに捨てていたのです。


マネックスではHSBCインドオープンと、HSBCチャイナオープンを買っていました。たぶん積み立てで買っていたと思います。そして信託報酬は2.2%。これもあり得ません。どちらも利益が出ているときに分散のために一部売却して、インデックスに出会ったあとは全てインデックスファンドに移しました。


そして極めつけは、マネックスが独自に開発した『Monex-HFR プライベートエクイティファンド&ヘッジファンド・インベストメンツ 2006 (愛称:プレミアム・ハイブリッド 2006)』。


当時のプレスリリースを見つけました。


当ファンドは、プライベート・エクイティ(非上場株)・ファンドとヘッジファンドへの分散投資を通じて 投資効率の高いオルタナティブ運用を行い、長期的な絶対収益の獲得を目指す商品です。従来は、 機関投資家など一部の投資家にしか投資機会がなかった運用商品を個人投資家のために業界で初めて 50 万円より投資可能といたしました。当ファンド運用上の主な特徴は、(1)設定時のファンド資産の 70%を 上限に、世界有数のプライベート・エクイティ・ファンドへの投資を行うこと、(2)プライベート・エクイティ・ファンド投資 とヘッジファンド投資とを組み合わせたポートフォリオ運用を行うことにより、市場の環境や投資状況に 応じた効率的な資金運用を行うこと、 (3)地域、戦略の異なる数多くのファンドへの分散投資を通じて、 リスクを抑えつつ絶対収益の獲得を目指すこと、の三点にあります。


「プライベートエクイティ」「ヘッジファンド」「オルタナディブ」「機関投資家」、意識高い系の言葉が並んでいます。


そして販売内容も強烈で、

50万円以上から購入可能、

2006年12月15日から2012年5月の買戻日までは買戻し(中途換金)不可、

2011年12月以降、年2回(6月、12月)に買戻しの申込が可能、

ただし2012年と2013年における買戻しには買戻し手数料(信託財産留保額:買戻された受益証券一口当たりの純資産価格の2.5%)を負担、

買戻しの申込日から適用される受益証券一口当たりの純資産価格が決定するまでに5ヶ月以上の期間を要する、

償還期限15年、

申し込み手数料2.625%、管理報酬0.03%、受託会社報酬0.02%、投資運用報酬0.5%、投資顧問報酬0.8%、事務管理報酬0.1%、保管報酬0.02%。代行協会員報酬0.05%、販売会社報酬0.45%、その他費用0.36%、初年度の合計はなんと4.955%。


こんなファンドを買っていたのです。買う前に信託報酬を確認することなく、逆に高いコストほど儲けさせてくれると信じていました。本当に大馬鹿者です。当時に戻れたらぶん殴ってでも買うのをやめさせます。


インデックスに出会った後もこれだけは高額手数料のせいで売却に躊躇しました。

かなりの期間赤字でしたが、最後はアベノミクスの波に乗り何とかプラスに持ち込んで売却。たぶん買い戻し手数料のかからない2014年だと思います。

プラスと言ってもインデックスに投資していたらもっと利益を得ていたことでしょう。


ダ・ヴィンチ、HSBC、プレミアム・ハイブリッド。この頃は本当に無知で馬鹿でした。

(続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿