『捨てられる銀行2 非産運用』を読んだ。
『捨てられる銀行』の続編だけど、2のほうが面白い。1は銀行マン向け、2は一般の人向けという感じで、金融業界に関係ない人でも楽しめると思う。
1も2も森金融庁長官が進める改革について書かれているけど、2は特に投資の重要性が伝わってくる。
もはや日本の年金制度に期待は出来ず、これからは個々人が自助努力で自分の年金を作り出さなければならないこと。ゆえにそれを後押しする制度を作り、国民に薦めて、一方で国民に不利益になる商品を排除すべく奮闘しているといったところか。
しかし、森長官が退官してしまうと、また元の魑魅魍魎な世界に戻ってしまう恐れもある。例え戻ってしまったとしても自分は生き残るためには、日々情報を集めて個人として防衛するしかないと思った。また、安価なインデックス商品を長期間購入、および保有する重要性を改めて確信した。