(1)売却
・なし(2)購入
●感想
(1)売却
・なしFUTUが日本株の取り扱いを開始しました。
手数料はほぼ変わりません。
一番大きいのは分配金の課税です。
日本株は日本で15.315%源泉徴収されます。すなわち住民税5%は引かれていません。日本に住んでいないから当然です。
米国株は米国で30%源泉されます。
約15%の差は大きいです。
なお、日本株は海外の証券会社に出庫できないとのこと。売却益への課税が実質タダなので、帰国直前に売却してVTに乗り換えてもいいかもしれません。
ただし2559の出来高は少なく、安定しているとは言い難いです。
また日本株は香港ドルで売買されるため、内部で香港ドル→日本円の為替手数料が発生しているはずです。
米国株を買うときは香港ドル→米国ドルの為替手数料が発生しているはずですが、ペック制なので日本円よりはコストは安いと思います。
2559を買えば懸念であった分配金の課税率を下げることができますが、VTよりも圧倒的に規模が小さいため安定していません。
というわけで、
既に保有しているVTはそのままで、今後は2559を買うか?
全てのVTを売却して2559に乗り換え、帰国前に再びVTに戻すか?
前者であれば今後購入する分だけ2559なのでリスクは少ないですが、課税のメリットも少ないです。
後者であればリスクは大きいですが、課税メリットは最大限活かせます。
駐在期間が長ければ後者だろうし、来年3末で帰任ならば前者でしょう。
うーん、何とも悩ましい限りです。
話題の『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(清原達郎著)を読む。
途中の確率論などは深く考えずに読み流しましたが、自分の好きなジャンルの本を読むのは楽しいです。
個人資産800億円あっても、「新聞雑誌を定期購読したり、有料の情報配信サービスを利用したりすると月に1万円以上かかり、年間費用が12万円を超えます。そのお金で1200円の株を100株購入すべきです。とりわけ個人投資家は、資金を節約して株を買う元手を増やすことが重要です」とあり、ストイックな教えに痺れました。
どんな投資方法でも無駄を省き、極力多くの資金を株式に投入することが大切ということです。もちろん著者の投資方法は真似せずひたすらインデックスだけです。
以前であればコストをかけないために図書館で予約して何か月も待って読んだと思います。でも、海外にいるとそれが出来ないので購入しかありませんが、即購入できるキンドルは便利です。
海外赴任のお供にして正解でした。
キンドルで『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』を読む。
著者のセス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツの二作目。一作目の『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』のほうがダントツで面白いが、それでも二作目も面白いです。
一言でいえば、成功するには確率を上げることが大事ということ。例えば、アメリカでスポーツ推薦で大学に入学したいのであれば、陸上やバレーみたいな競技人口が多いスポーツではなく、馬術やボートのようなマイナー競技の方が競技人口が少ないので推薦が取れやすい。
ただし、そのスポーツの推薦枠を設けている大学の数が少なかったり、そもそもそのスポーツをするために高額な費用がかかることもあるので注意が必要。
マッチングサイトでデートまでこぎつける確率を高める方法はひたすらメールを送りまくること。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法です。
これらはインデックス投資に通ずるものと思いました。個別株投資と異なりインデックスはマイナーな投資方法です。テスラ株やアップル株のほうがメジャーです。そして当たれば大きいです。でも確実に当たるのはインデックス投資です。
指数の範囲は大きいほど大当たりする確率は減りますが、内包されている株のどれかは当たるので小さいですが確実に勝てます。こちらも下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法と同じです。
勝手に本書と投資を結びつけましたが、インデックス投資をしていてよかったなと改めて再認識しました。
(1)売却
・なし