2024年11月30日土曜日

会社の確定拠出年金が大幅バージョンアップ

会社から退職金について制度改定の案内が届きました。


かなりグッジョブな改定でびっくり。


従来のDB75%とDC25%から、2025年4月以降はDC100%にする 


今まで積み立てたDB75%分はそのまま保有。DCへの移管はできない


運用機関を変更する


運用機関の変更に伴い商品も変更。アクティブ中心から全世界型やS&P500などのインデックス中心にする


マッチング拠出に対応


過去に積み立てたDBをDCに移管できないのは残念ですが、それ以外は完璧な内容です。


運用機関の変更まで踏み切るとは驚きました。これに伴いオルカンが買えるようになったみたいです。もちろん商品選定を行った担当者が金融知識のあった方ともいえるでしょう。


いままでも先進国インデックスに100%設定していましたが、旧型のDC商品だったので信託報酬が約0.2%とイマイチでした。

それがDCでオルカンが買えるとなれば狂喜としか言いようがありません。ましてやマッチング拠出対応です。もちろん申し込みます。


マッチング拠出することによりiDeCoはDCへ移管(解約)となります。せっかく20,000円に増額させたばかりですが、DCの手数料は会社負担です。移管させないと損です。


新入社員であればDCでオルカン、マッチング拠出、NISAもオルカンにすれば60歳のとき確実に1億円は超えるでしょう。定年まであとわずかの年寄りからすると、若い人が羨ましい限りです。


そして自社の退職金制度についても改めて確認することが出来ました。恥ずかしながらDB75%になっているとは知りませんでした。


既存DCの詳細について加入者向けWebサイトから確認すると、自分のDCは年平均10%の運用、原資の約4倍まで増えています。でもDCは25%分しかないので、DBと合算しても退職金は世間相場に届きません。以前、人事担当者が我が社の退職金は低いですと言っていましたが、本当に低いことがわかります。

そして残念ながら退職所得控除上限に届かないことが分かったので、安心してマッチング拠出することができます。


ところが大半の人は元本保証の定期預金型商品を選択しているので、年平均2%ぐらいになっています。となると退職金はかなり低くなります。


このような超長期で運用する制度は知識によって大きく結果が異なります。早い段階でインデックス投資に巡り合えてよかったです。


来年四月が待ち遠しいです。

2024年11月2日土曜日

「個人投資家が選ぶ!ファンドオブザイヤー2024」に投票

 「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2024」に投票しました。今回で8回目です。

今回から「投信ブロガー」から「個人投資家」へ変更されました。いままで投票者が少なかったので、対象を広げたのは良いことだと思います。でも冷やかしの投票が増えなければいいのですが。

投票したのは一位にオルカン、二位にオルカン(除く日本)、三位にVTです。

オルカンの投票理由は毎度同じの、
毎年同じコメントとなりますが、これ一本で全て完結、そして超低コスト。ただし、旧シリーズの信託報酬を下げないのはフィデューシャリー・デューティーに反していると思います」

オルカン(除く日本)は、
SBIのiDeCoにて購入しています。オルカンの陰に隠れている存在ですが、日本在住であれば日本株式に偏重しやすくなるので、本ファンドを購入することで全体最適が図れると思います。もっと注目されてもいいと思います

VTも毎度同じの、
VTへの投票理由は毎回同じですが、自分が保有しているVTをみんなも買ってくれれば、スケールメリットにより信託報酬が安くなるからです

前回は二位VT、三位オルカン(除く日本)でしたが、今後はオルカンしか買わなくなると思うので今回は入れ替えとしました。

そして新たにインデックス部門とアクティブ部門に分かれましたが、アクティブには全く興味ないので投票せず。
とは言いつつも、どんなファンドが選ばれるのか楽しみです。

最後の自由記述欄には熱く語らせていただきました。
金融庁の方に届くことを願って。
「資産運用に関するタスクフォース」が設置されていますが、運用会社に関することが中心で個人投資家のことは考慮されていないと思います。
資産運用するのは投資家であり、運用会社はその代理にしかすぎません。個人投資家のすそ野を広げるのであれば外国税の二重課税解消、損益通算期間の延長、NISA限度額を物価連動などやるべきことはたくさんあると思います。
次は「個人投資家に関するタスクフォース」を設置していただいて、真の運用の高度化を検討していただきたいです

それにしても一年はあっという間ですね。

2024年11月1日金曜日

2024年10月の売買記録

(1)売却

なし

(2)購入
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)

●感想
お約束のVT購入。

9月末はVTを始めとする各種ETFから分配金が支払われます。Wise経由で日本から香港にドル送金、そしてFUTUでVT購入です。

もちろんFUTU証券で保有しているVTからも分配金が支払われます。そしてこちらも毎回悩み続けている30%課税です。ほかに良い商品がないのかどうか相変わらずわかりません。

悩みつつも月初になれば買うだけなので、ひたすら買い続けます。

2024年10月17日木曜日

富途控股 ポイント制度改悪

 FUTUのポイントがサイレント改悪されました。


最近やたらとポイントが貰えるようになりました。ペーパートレードで10ポイントとか、ウォッチリストに登録すると10ポイントなど。しかも毎日です。


さらにはマイレージ制度のようなものもスタートして、保有金額、もしくは売買回数によりV1~3のレベルが創設されました。そしてV2とV3は毎月ポイントが付与されます。


これでクーポンが貰いやすくなったと喜んでいたら、なんとクーポンの割引率が大幅改悪。


例えば、今までは1000ポイントで5HKDのキャッシュクーポンが交換できたのに、新制度では1200ポイントで4HKDとなってしまいました。


なんだかなぁという感じです。


それでも毎日ログインしてポイント貯めます。

2024年10月6日日曜日

iDeCo掛金額変更の事前受付

iDeCo口座を開設しているSBI証券から「iDeCo掛金額上限引き上げに伴う、掛金額変更の事前受付のご案内」メールが届く。


会社のDCはマッチング制度が導入されておらず、最低限の金額しか購入できないのでiDeCOに加入しています。


しかし、海外赴任中のため国内では税金を納めていないのでiDeCo支払額は控除されていません。ということでメリットがない状態です。でもいつかは日本に戻りますので、予め加入しておこうぐらいの感覚です。


今回、SBI証券より2024年12月制度改正による増額の案内が届きましたが、iDeCoを使ったせいで退職所得控除を超えると逆に損をするみたいな言説があり、増額するかは悩みました。


しかしながら、退職金にかかる税金は「退職所得控除額を控除した残額のうち、300万円を超える部分について、2分の1課税」という手厚い控除が施されています。


そもそも貰えるであろうDCとiDeCOを含む退職金が退職所得控除を超えるかどうかわかりません。勤続年数からするとギリギリぐらいです。


そしてもし退職所得控除額を超えたとしても、その額に1/2を乗じた額が課税退職所得金額となるので、その税率が通常の株式取引に伴う税率(20.315%)よりも低ければお得という考え方もできます。


(カシオのサイトより)


課税退職所得が695万円以下であれば税率20%です。さらには「退職所得控除額を超えたその額に1/2を乗じた額が課税退職所得金額」ということであれば、税率40%になったとしても課税退職所得全体では税率20%ということであり、ほぼ通常の株式取引の税率と同じということになります。


税率40%は4,000万円以下。こんな金額が貰えることは絶対にありえません。


であれば課税退職所得のことは気にせずにiDeCoを増額しても問題ないであろうということで、増額することにしました。12,000円から20,000円に変更です。


そして増額することによるメリットとして、iDeCoの手数料負担率を下げることができます。


毎月171円負担なので、12,000円の場合は負担率1.425%。これが20,000円の場合は0.855%まで下がります。それでもボッタクリには変わりありませんが。


と、考えているのですが正しい認識なのかわかりません。でもとりあえず政策には乗っかるということで増額させます。


(2024年10月13日追記)

特定口座は含み益×20.315%の課税です。


ところが課税退職所得は含み益だけではなく全体に課税されます。金額次第となりますが例えば税率40%だと特定口座内の売買よりも見劣りするような気がしてきました。


もっともそんなに退職金が出そうにないので、やはり問題なさそうですけど。