銀行口座、クレジットカードが出来上がったので、次は証券口座の開設。
口座開設の前に検討したのは出口戦略。数年で日本に戻りますが、その時に香港で積み立てた商品をどうするか?です。
自分のポリシーは、個別株は取引きしない、売らない、コストと税金を抑える、の3点です。
香港はインカム、キャピタルゲインともに非課税です。帰国時に儲かっているのであれば香港で売却、帰国後に同一銘柄の購入をしたほうが得です。
一方、損をしている場合、日本の証券会社での配当所得と損益通算できないらしいので、マイナスのまま売却すれば取り返す手段がありません。ゆえに日本の証券会社に移管させてから売却、損益通算、そして買戻ししたほうが得となります。(もちろん手数料次第です)
日本で買い戻すにしても香港から移管させるにしても、国内証券会社で取り扱いのある銘柄でなければなりません。ということで、投資信託ではなくETFとなります。
まずは海外証券会社からの移管を受け付けている国内証券会社を探したところ、某社で受け付けていることが判明。
メールで確認したところ、日本のほふりにあたる香港CCASSというネットワークに加盟している会社であれば移管可能とのこと。
ほとんどの香港証券会社が加盟しているのを確認。次は日本への移管に慣れていそうな会社ということで、マネックスの香港子会社、マネックスブーム証券にすることに。複雑な書類手続きも日本人スタッフが担当してくれるだろうという甘い期待を抱いてです。
しかし、マネックスブームのWebサイトは一昔前のデザインで、ちょっと心もとありません。そして口座開設までに色々と質問されて、やっと書類アップロードの画面まで到達したら、名前入りのキャッシュカードを提出せよとのこと。
またここで難問発生。HSBCのキャッシュカードは申し込み当日に受け取ったため名前が刻まれていません。これを名前入りに交換するとなると、また支店を訪れて、数日間待たされてとなるため、ここで断念することに。
こうなれば最大手、そして銀行口座も持っているHSBCで開設することにしました。証券口座への送金なども必要ないので楽だとは思います。
将来、日本に移管することがある時、手続きは大変でしょうけど、HSBCであれば対応経験はあるはずですし、できないはずはないという甘い期待をこちらも抱いてです。
というわけで、証券口座もHSBCで開設することとなりました。