2022年1月2日日曜日

2021年の振り返りと、2022年の課題

■2021年の振り返り

2021年はコロナ禍からの立ち直りで株価は絶好調の1年。

株価が絶好調だとアセットアロケーション上では債券の比率が下がることになります。ゆえにひたすら債券ETFを買い続けました。

後半に岸田首相の金融所得課税発言、オミクロン株、米中冷戦の影響があり株価は下がりましたが、円安の影響もあり12月末に急上昇。結果、過去最高の資産総額となりました。

自分にとっての投資KPI三種、資産総額は過去最高を更新、配当金総額も過去最高、ただし損益通算は行えずと二冠。特に嬉しくもなくです。

自分にとってできることは、アセットアロケーションに沿ってひたすら買い続けることだけです。
2020年はリート、2021年は債券、2022年は何になるかわかりませんが買い続けます。

・配当金について
債券ETFは毎月分配金が出るといっても微々たるものです。2021年はひたすら買い続けましたが、配当金総額にはあまり寄与しなかったと思います。

分配金目当てで投資すべきではないのはわかっています。そして分配金は課税されるから不利です。それもわかっているけど出たらうれしい、悩ましい存在です。

・損益通算について
2021年はマイナスになった銘柄がなかったため、売却は一切しませんでした。よって損益通算もなし。還付できなかったのは悪いことではなく、出来たらラッキーぐらいの気概でいるべきなのでしょう。


■2022年の課題
毎度同じですが、なにがあっても毎月買い続けること。落ちるナイフ状態であっても月末になれば買います。

今年は激動の1年になりそうなので、もしかしたら毎月購入ができないかもしれません。それでもギリギリまで続けるつもりです。

・投資の継続、中断期間の短縮
今年一番の課題はこれ。
まだ確定していませんが、今年は投資が出来なくなるぐらいの激動が訪れる予定です。
いかにしてギリギリまで継続させるか、中断するならばいかに短くさせるかを検討します。
まずは投資を続けられる環境を作ることが第一です。

・投資信託へ移行
次に、現状のままの投資が継続して出来る場合として。
金融所得課税の増税は行われると思っています。対応できることは分配金を減らすこと。いまあるETFはそのままにしますが、今後は新規投入分はeMAXISオルカンにしたいと思っています。

ただし米国ETFのドル分配金をどうするか。ドル分配金もオルカンに投入したいですが、円転すれば手数料がかかります。しばらくは試行期間ということでオルカン買ったりETFに再投入したりと、一貫性のない投資をしてしまうかもしれません。

・ポートフォリオの簡素化
VTを筆頭にVDC、VIG、VGK等、債券もBND、BNDX、VWOBと多岐にわたっています。
今後のことを考えると簡素化したほうがいいと思っております。
いまあるETFはそのままとしても、今後分配金で買うのはVT一本にするかもしれません。
ただし、VTの債券版、BNDWが国内で買えないので、代わりに何を買うか。海外債券不要論もあるので、これ以上新規で購入する必要はないのかもしれませんが、さてどうしたものだか。

繰り返しとなりますが、今年も毎月ひたすら買い続けます。今の資産を築けたのもひたすら買い続けたからです。絶対に買い続けます。

2022年1月1日土曜日

2021年12月の売買記録

(1)売却

・なし

(2)購入
Vanguard Total World Stock ETF (VT)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

●感想
12月はいろいろありました。

まず、10年以上使っていた資産管理用のエクセルファイルが破損。バックアップは半年前だったので、その間のデータが紛失しました。長期投資には何ら影響ありません。でもせっせと記録していたものが無くなったのはショックです。

次に12月といえばボーナス。しかし過去最低の金額だったため、冬ボーから投資には回しませんでした。

そして最後は、12月は乖離率とは関係なく全世界のETFと投信を買いました。米ドルでVT、日本円でオルカンです。

今年は投資家人生(と言えるほど大それたものではありませんが)で最大の変化が訪れるかもしれないので、先手を打っておくことにしました。

もう買うまいと思っていたVT信用できないと思っていたeMAXIS、まさかこの2つを同時に買うことになるとは。

12月の分配金は一番多く投資しているVT、2020年にひたすら買い続けたRWR、そしてその他株式ETFを中心に振り込まれ、単月では過去最高金額となりました。
結果、年間総額も若干ですが2020年を上回りました。

一般NISAは120万円超でロールオーバー。追加する必要はありません。

いままでずーっと毎月投資していました。しかし今年はもしかしたら一時的に中断するかもしれません。今はまだどうなるかわかりませんが、可能な限りギリギリまで毎月買い続けます。

2021年12月20日月曜日

【投資遍歴】14.リバランス開始

日本株偏重のポートフォリオからインデックスファンドを使ってリバランスを開始しました。なお、この時はまだ海外ETFに対して慎重でした。ちょっと難しそう、そして信用していいものかどうかよくわからなかったのです。


リーマン直後だったのでタイミングはよかったと思います。今から思えばほとんどの商品が底値の状態でした。一気にリバランスするのにベストな時期でした。


わずかに持っていた海外株式に投資するファンド、ドルMMF、ユーロMMFは、損益に関係なくそのまま海外株式インデックスファンドに移行。たぶんSMTインデックスシリーズだったと思います。


日本株はほとんど赤字だったので、損益通算できる範囲で徐々にインデックスファンドに乗り換えていきました。でも今から思えば一気にリバランスすればよかったと思います。今ならできるけど、当時はそこまでの度胸がありませんでした。本当は度胸ではなく知識がなかっただけだったのですが。

(続く)

2021年12月6日月曜日

【投資遍歴】13.ランダムウォーカーとの出会い

ここまで長かった暗黒時代ですが、やっと光明が見えてきました。


投資を始めた時から思っていたのが、日本財政への不信感。莫大な財政赤字を垂れ流し続ければいつかは破綻します。その対策も兼ねてインフレに一番強い株式投資を始めたのはいいけど、何が正しいのかわからず、ましてや海外投資をしたいけどどうすればいいのかわからず。


そんなとき、マネックスで「マネックス社員はなにを買っているか?」特集をやっていました。松本大社長(当時)が「アセットアロケーションを決めるのが大事、商品と地域でマトリックスを組んで各何%か決めて、それぞれ買っていく」と紹介していました。確かにそうです。でも、%の決め方がわからないし、何を買えばいいのかもわかりませんでした。


そして同時期に気になっていたのが、金融ブログ『梅屋敷商店街のランダムウォーカー』。以前から知っていましたが、ちょっと難しい感じがしていつもスルーしていました。でも、株と債券の比率とか地域とかインデックスとか書かれていたなと思いだし、ブログチェックを始めたのです。


そこで紹介されていたのが名著『ウォール街のランダムウォーカー』。元ネタはこちらでしょうということで、図書館で借りました。分厚い本でしたが本好きなので苦も無く読書開始。そして目からうろこが落ちたのです。


あの時の衝撃は忘れられません。まさに稲妻に打たれました。個別投資よりインデックスが優れていること、買い続けること、持ち続けること、重要なのはたったこれだけだったのです。一気に読み終え、そしてインデックスに全力投入することを誓いました。


そのようなわけで、インデックス投資を教えてくれた梅屋敷とウォール街の両ランダムウォーカーは、私にとって命の恩人ならぬ投資の恩人です。


それにしても読書好きなのに、なんで投資の本をほとんど読まなかったのか悔やまれます。でも本屋に行けば『誰でも一億円~』『あっという間に儲かる~』みたいな本ばかりが並んでおり、長期投資だけは続けていた自分でもそれはおかしいと思って避けていたのだと思います。


その後は『敗者のゲーム』『株式投資の未来』も読み、橘玲の著作にも出会い、インデックス道を邁進していくこととなります。

(続く)

2021年12月1日水曜日

2021年11月の売買記録

(1)売却

・なし

(2)購入
・Vanguard Total International Bond ETF(BNDX)

●感想
11か月連続で債券ETF、先月はBNDXを購入。

11月の分配金はBND、BNDX、VWOBの債券ETFのみ。よっていつもよりも再投資に回した金額は少なめとなります。そして再投資先は債券ETF。まさに債券ETFの月。

12月はVT等の株式ETFからの分配金が振り込まれる、年に四回の分配金祭り最終月。乖離率だとまたしても債券ETFになりそうですが、乖離額となれば株式ETFの出番となりそうです。

12月こそは株式ETF、できれば米国株ETFを買いたいです。

月末になるまでわかりませんが、債券であっても株式であっても何があっても必ず買います。