2022年7月27日水曜日

香港の証券会社で何を買うか?

 証券口座開設の前に何を買うかを検討。


コストと税金を抑えるのを最優先で考えてみました。

香港はキャピタル、インカムともに非課税です。ただし購入時に取引所税、投資家保険税、印紙税、決済手数料、香港交易所取引手数料等、合計0.1~0.2%のコストがかかるようです。

売却時は非課税の代わりに購入時に色々と手数料がかかる仕組みです。


長期投資家にとって優しいのか厳しいのかわかりません。でも手数料は抑えたい。


そして、香港市場に上場しているETFは数種類しかなく、全世界型、先進国型は皆無です。まだETFは一般的ではないようです。


米国を中心に各国の株は買えます。もちろんVTも。ただし米国株の場合、税率は10%。日本で購入するよりはお得、でも香港株であれば0%。せっかく香港に居住しているならばメリットは最大限活用したいです。


色々と探していたところ、「Stock Monthly Investment Plan」という積み立て投資のようなプログラムを見つけました。


「Stock Monthly Investment Plan」はHSBCでの名称で、中国銀行は「Monthly Stocks Savings Plan」、ハンセン銀行は「Monthly Investment Plan for Stocks」という名称で提供しています。


内容はどれも同じで、設定した金額で毎月買い付けるというものです。

毎月1000香港ドル以上、購入できるのはハンセン指数採用銘柄が中心、購入口数は整数倍、余りの金額は払い戻されます。


また、ハンセン指数ETF(02800)も購入対象。そして手数料と税金は無料。


香港市場に集中させるのはリスクが高いです。しかし、赴任期間中に買い付けられる金額も限定的、全体の資産からすれば数%にも満たないはずです。


なによりも手数料と税金が無料なのは有難いことです。


ということで、ハンセン指数ETFの積み立て投資を行うことに決めました。

2022年7月26日火曜日

香港イオンワクワクカード作成

 銀行口座の次はクレジットカードを作成。


HSBCのクレカはオンラインで申し込みつつ、すぐに発行できるといわれたイオンのクレジットカードを作成。


イオンは香港の至る所にありますので、近場のイオンのクレジットカウンターに出向き申請を行いました。


持参した書類はパスポート、仮ID、会社の雇用契約書。でも雇用契約書は必要なかったようです。

VISA、マスター、JALマイルが貯まるなど各種タイプがあります。とりあえず現金キャッシュバックされるワクワクカードを選択。


本当はその場で即日発行できるようでしたが、その日はマネージャーがいないとかで対応できませんでした。


帰宅後に、本カード発行までにインスタントカードが発行できるとWebに書かれているのを発見。

翌日、店頭ではなくイオンクレジットの事務所に出向きインスタントカードの発行を依頼。でも調べてもらったら本カードは出来上がっており18:30以降に店頭で受け取れるとのこと。そして店頭に出向いて受け取りました。


わずか一日で発行できるとは審査が甘いです。でも日本人だったからでしょうか?


上限は3万ドルまで。ここまで使うことはないし、HSBCカードも申し込んでいるので十分かと思います。


日本と異なるのは、支払いは銀行引き落としではなく、ATMから入金、店頭に持参でも構わないこと。クレカ申し込み時には銀行口座情報は聞かれませんでした。


もちろんATM入金は面倒なので、カード受け取り時にHSBC口座の情報と紐づけてもらいました。

2022年7月23日土曜日

HSBC銀行 口座開設

香港HSBC銀行で口座開設。


隔離期間を終えて一番最初に行ったのが香港IDの申請。Webで予約をして移民局に出頭。パスポート、eビザ等を持参。滞在予定年数、勤務先の住所、住まいなどを聞かれ、指紋採取、写真を撮って完了。その場でペーパーの仮IDを発行してくれます。そして約10日後に正式のクレジットカードサイズのIDがもらえます。


まずは仮IDを取得したときに、そのままHSBCの支店に行き口座開設しました。持参したものはパスポートと仮IDとなります。


求められた情報は、勤務先、香港での住所、日本の納税者番号(マイナンバー)のみ。住所と勤務先の証明は求められませんでした。


同僚は仮IDがなくてもパスポートのみで開設できたので、これだと観光客でも口座開設は可能だと思います。

ただし私の場合は本IDが出来たら来店して情報を更新してくださいと言われたので、IDがないとダメなのかもしれません。


オンラインバンキングの設定を行うために各種パスワードの設定をします。パスワードは何種類かあるため、都度スタッフに確認しながら行います。ゆえに英語力は必要です。


キャッシュカードはその場で発行されました。でも名前が印字されておりません。印字する場合には一週間ぐらいかかるみたいです。


そして設定が終わると最初に幾らか預けます。とりあえず日本円を入れておきました。


最後にATMで仮暗証番号の変更するように言われました。スタッフのサポートはここまで。そしてATMで暗証番号変更をして完了。


入金した日本円は引き出し時に自動的に香港ドルになるのかと思っていたら違いました。オンラインバンキング上で自分で香港ドルに為替交換して、そうしたらATMから引き出せます。


HSBCの為替手数料はあまり良くなく、市中の両替屋のほうがよかったです。失敗でした。預けてしまった日本円は日本滞在中に引き出そうと思います。それでも海外出金手数料取られるでしょうけど。

2022年7月21日木曜日

14.とりあえず出国の手続きは完了

出国に伴う休眠化の手続きと、税務署への届け出を無事に終了。

 

休眠化の手続きには約6種類の書類を提出、それをマネックス、野村、モルガンスタンレーの三社に提出したので結構な量となりました。間違いがあっても出国後だと修正ができないため、早めに送って事前確認をしていただきました。特に修正はなくそのまま申請となりました。

 

三社で提出する書類は異なり、野村は住民票の除票が必要だったり、モルガンスタンレーは失効済み印の入ったマイナンバーカードのコピーが必要だったりと対応が異なりました。

なお、海外住所の届け出は各社必須のため、決まり次第連絡する必要があります。

 

税務署へは納税管理人の届け出を提出。引き続き各種手続きを行う必要があるので税理士に相談して進めることになります。

 

これにて出国手続き関連は終了となります。

まだ手続きは残っていますが、なんとか無事に終わらせることができました。

マネックスのNISA口座を特定口座に移管、移管させたものを野村とモルガンにさらに移管、そして休眠口座化。かなりの時間と手間がかかりました。

 

証券会社によって対応が異なることや日本の税制について詳しくなったことは収穫でした。

 

しかし、出国中は国内での投資ができないため、それが得になるのか損になるのかはわかりません。ただ言えることは20年以上続けてきた毎月の投資が途絶えたことは残念でした。また、分配金の再投資ができないことも残念です。

 

とはいうものの保有株は全て売らなかったので、長期で見れば勝手に増えていくことを信じています。


NISA解約は残念でした。でも、つみたてNISAではなかったのと、2024年から新NISAが開始されるので、もしかしたらちょうどいいタイミングで売却、そして新制度へ乗り換えができると思えばいいのかもしれません。 


出国手続き関連はこれにて終了です。

次は香港で証券口座を開設して、再び投資できるように注力します。

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2022年7月17日日曜日

13.分配金をドル支払いに切り替える

出国直前に野村とモルガンスタンレーに移管させた米国ETFから分配金が支払われましたが、ドルではなく日本円でした。

 

この二社はドル分配金でも円支払い?と思い調べたら、ドルでの受け取りは可能だけど手続きが必要とのこと。さらにその手続きは野村はチャットで、モルガンは電話で行う必要がありました。この辺もネット証券とは対応が異なり面倒です。

 

しばらく国内口座で投資ができなくなるにあたり、分配金は円かドルかで迷いました。円で貰えば都度為替手数料がかかるし、帰国時に円安になっていれば差損が発生します。でもキャッシュをほとんどもっていないので、現金を貯めると思えば円でもらったほうがいいです。

 

しかし、円からドルへの為替手数料がもったいないのと、いままでドル分配金はそのまま米国株に再投資してきたので、ドルで受け取ることにしました。

 

手続きは出国後に行いました。野村はチャットだったのですぐに完了。ところがモルガンは出国中は口座アクセスができません。さらに提供されている番号はフリーダイヤルで海外から通話できず。仕方なくお客様相談窓口に連絡して通常番号での連絡先を教えていただき何とか手続き完了。

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