2023年8月13日日曜日

全世界に投資するなら円ではなくドルで管理すべき?

インデックス投資の尺度は円ではなくてドルにすべきでは?という気づき。


アベノミクス以降、円安により資産を大きく増やすことができました。


当たり前ですけど円建てだから増えたように見えているだけで、ドル建てだと横ばいや下がっていることがあります。1ドル140円台が当たり前になってしまったここ数年は特にそう感じます。


ということは、資産管理も円建てではなく時価総額の一番大きいアメリカを基準としてドル建てで評価すべきではないかと思いました。


FUTU証券で投資をしているとデフォルトは香港ドル表示、それ以外に米ドル、日本円、シンガポールドルで表示させることができます。


香港に来て早一年、日本円で表示させると増えているけど、米ドル表示させると横ばい状態。ダウを調べてみたら昨年のデータでもドルと円で大きく異なっています。



今は香港で生活しているので、生活費は当然香港ドル。ということは日本円で増えても香港の生活には関係ありません。
香港ドルで増えないと本当に増えたとは言えないと思うのです。(VTに投資していますが、香港ドルと米ドルはペック制です)


昨今アメリカ株でFIREする人もいるし、FIRE後も資産が増えたと報告している人もいます。


でもそれは1億円などの日本円換算でFIRE達成したのであり、FIRE後でも資産が増えたのは日本円換算だからだと思うのです。


一億円あったとしても以前ならば100万ドルだったのが、いまなら71万ドル程度です。


ということを考えると全世界に分散投資しているインデックス投資家は資産が増えたといっても喜んではいけないような気がする今日この頃でした。

2023年8月1日火曜日

2023年7月の売買記録

(1)売却

なし

(2)購入
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)

●感想
先月もいつもの通りVTを購入。でも購入時期はいつもより若干遅め。

6月にFUTU証券のポイント獲得目的でペーパートレード上でオプション取引をしてみました。

仕組みも内容も銘柄も全く理解していません。ポイントがもらえればいいので、買ったらおしまい。どうせペーパートレードなので儲けようが損しようが関係ありません。

そうしたらポイントと共にファンドの利率が3日間15%アップするクーポンをもらいました。

というわけで、給与からの入金でまずはファンド購入、3日後に解約してVTに投入という流れになりました。

3日間だけ15%アップなので大したことありませんし、その間にVTが値上がりしている可能性もあります。

たとえ少額でも貰ったクーポンは有効活用したいです。でもインデックス投資はひたすら暇なので、たまにはお遊び要素も欲しかったというのが本音です。

2023年7月30日日曜日

野村「はじめてのNISA」について

インデックス投資ブログ界隈で盛り上がっている、「はじめてのNISA」について。


帰国後にメインの証券会社にする予定のSBI証券が「はじめてのNISA」の取り扱いを開始したというニュースを某ブログで知りました。


オールカントリー系で信託報酬が最安値なのでeMAXIS slimオルカンよりも惹かれます。


そして、「はじめてのNISA」と銘打っているのでNISA専用かと思ったら特定口座でも購入できるとのこと。ならばNISAだけでなく全てにおいてこの一本で賄えることになります。


実質コストや純資産額がどうなるのかは暫くしないと判断できません。でもちょうどいい事に香港駐在中はそもそも購入することが出来ないので、焦る必要はありません。ここは他の方のレポートや実績を見てから判断することができます。


オルカンは対抗値下げしてくるのでしょうか? はじめてのNISAと同率であればオルカンを購入します。ポートフォリオは簡素化させたいので同じ商品を買いたいです。


楽天VTはどうするんでしょう。でも親会社が苦境に陥っているから自ら信託報酬を減額して身を削るようなことはしないんでしょうね。


帰国後に何を買うかを考えるとワクワクしてきます。

2023年7月1日土曜日

2023年6月の売買記録

(1)売却

なし

(2)購入
・Vanguard Total World Stock ETF (VT)

●感想
先月もいつもの通りVTを購入。

毎月決まった金額を富途控股の証券口座に投入してVTを購入しています。

当然ながら1株未満分の現金が端数として余るので、米ドルMMFを購入して翌月まで無駄なく運用しています。

でも、長期で投資するならMMFよりも株式です。というわけで、初めて信用取引(マージン)をしてみました。

例えば、口座にあるキャッシュで買える株数が10株のとき、+1株の11株買います。すなわち信用取引となるのは1株のみです。

そして口座にある現金がマイナス50ドルとしたら、すぐに50ドル入金してマイナスを解消させます。

毎月の投入金額が若干増えますが、VTを効率よく購入出来て、口座にある現金もほぼゼロとなります。

あとは信用取引にかかる手数料を払って終了です。

これでどれだけ収益が向上するのかは不明です。でも一円でも寝かしたくないので、しばらく続けてみようと思います。

2023年6月22日木曜日

新NISA(NISA拡充・恒久化)をどうするか:完結編

新NISAの活用案、自分にとってのファイナルアンサー、完結編です。


前回の気づきは、配当金は全額に対して課税されますが、無配当の投資信託を一部売却すれば原価を含んでいる分、税金が有利です。


NISAの場合、外国税を還付することができない海外ETFは論外として、国内籍ETFの分配金は非課税です。


ただし、分配金としてNISAの外に吐き出すよりも、ファンドの内部で再投資したほうが非課税枠が複利で増えていくことになります。


しかし、無職になったら配当金で生活することになり、NISAであればその配当金は非課税なのでファンドを一部取り崩すよりも有利なのかもしれません。


でも、資産を取り崩す順番としては、特定と一般口座を最初に、最後にNISAとすべきです。非課税口座を一番長く運用させた方がお得だからです。


となると、購入するのはNISA内で複利で増やせることのできる無配当インデックスファンドとなります。


というわけで、ファイナルアンサーは下記となりました。


●つみたて投資枠

ポイント獲得も兼ねて毎月5万円+ボーナス設定60万円で埋める。

ボーナス設定は年初に設定せずに無理のない範囲で一年かけて全てを埋める。(実質毎月10万円投入させる)

ただし、役職定年後に毎月10万円投入できるのか不明だが、後述するETFからの配当金を充当すれば可能。


●成長投資枠

購入するのは100円から買えるインデックスファンドなので、日本円と米ドルの通貨種類によって新規投入する順番を決めるのではなく、証券口座に現金があればどんな通貨でも即投入させます。


1.毎月の新規投入

いまも給料から毎月新規投入しています。

役職定年後どれだけ投入できるのかわかりませんが、確実に投入できるのは給料からなので、引き続き投入。


2.国内籍ETFと株式の分配金から投入

円で支払われる分配金と配当金をそのまま成長投資枠に投入。


3.米国ETFの分配金から投入

ドルを円転させて投入させると為替手数料がかかりますが、取り崩し時の税金を考慮して今後は海外ETFには再投資しません。

分配金が出たら即日本円にして成長投資枠に投入します。


4.保有しているETFとファンドを売却して投入

これは絶対にやりたくないけど、含み益があるETFとファンドでも一旦売却してNISAに振り替えた方が超長期で考えればお得です。

なので最終手段として。


おまけ.損出し時に成長投資枠に再投入

赤字が発生したETFとファンドを損益通算用に売却したときに同一銘柄を買いなおすのではなく、成長投資枠で全世界インデックスファンドを購入。

同一銘柄に再投資しないのでアセットアロケーションのバランスに誤差が発生することになります。でも、全てを全世界型インデックスファンドにまとめたいので、チャンスがあれば実行します。

そして、成長投資枠を超えた金額は、特定口座でインデックスファンドに再投資します。


米国ETFからの分配金を投入すれば新NISAは最短の5年で埋められると思います。


購入するのはオルカン。今後コスト競争が激しくなると思いますので、オルカンに代わる低コストな商品が登場すればそれも検討します。


というわけで新NISAの使い方は、100円以上の現金があれば即座にオルカンを購入です。


オルカンを買うだけなので、今後も暇な投資が続くことになりそうです。