海外ETFにシフトしつつあるのでRWRに乗り換えたいのですが、それ以前に三菱UFJ国際投信の姿勢に疑問を感じています。
昨今の信託報酬低下競争により、よりコストの低いeMAXIS Slimが登場しました。それ自体はいいことだと思います。
また、初代eMAXISのコストを下げられなかったのは販売会社へ支払う手数料、すなわち販社の利益が減ってしまうことになるため、仕方なくSlimブランドとして新たに立ち上げたとWebの記事で読んだ記憶があります。これも理解できます。契約とかもあるでしょう。
でも、コストのうち委託会社への手数料は下げられるのではないでしょうか。委託会社とは自社、すなわち三菱UFJ国際投信では?
初代とSlimの信託報酬の比較です。(商品は先進国株式)
初代の信託報酬の内訳。
500億円未満の場合、0.54-0.27=0.27%が委託会社である三菱UFJ国際投信分のコストであることがわかります。
次にSlimの内訳。
三菱UFJ国際投信分のコストは0.0445%です。
ということは、0.27%-0.0445%=0.2255%(除く消費税)は初代であっても下げられるはずです。
ニッセイとの競争によりSlimは7月にも信託報酬を引き下げましたが、初代は一向に下がりません。元のマザーファンドは同じでは? Slimがあるからいいやと思っているのでしょうか? フィデューシャリーデューティーに反しているのでは?
さっさと売りたいところですが、譲渡益が大きいため売りたくても売れません。その間は三菱UFJの養分になるしかないようです。
このような日本の投資状況を目の当たりにすると、やっぱり海外ETFのほうがいいやと思ってしまうのは私だけでしょうか?