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2018年4月14日土曜日

証券業界に激震? 株取引「手数料ゼロ」アプリの衝撃について

Webで見つけた記事。
https://moneyforward.com/media/career/53483/

証券業界に激震? 株取引「手数料ゼロ」アプリの衝撃

たとえば、1株600円の銘柄を100株分購入しようとした場合、利用者の立場からすると、東証で約定すれば、購入金額は6万円で手数料はゼロ。立会外取引で仮に5万9,976円で約定すれば、その購入金額のほか、有利に約定した差額相当(24円)の半額である12円を支払う形になります。こうした立会外取引は「ダークプール」とも呼ばれ、外資系証券会社を中心とした機関投資家やヘッジファンドが主な参加者となっています。「今までプロ中のプロにだけ提供されてきた仕組みを一般ユーザーにも導入し、お得になった分の少しだけを成功報酬としていただくビジネスモデル」(林代表)です。

これって、マイケルルイスの『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』そのものだと思うけど、どうなんだろう?

上記の例で言うならば、1株600円×100株で買おうとしたら601円になって、100円の見えないコストがかかった。市場価格と同じだから利用者からは手数料取らないけど、でも証券会社はHFT(High frequency trading)業者に情報を売って手数料をもらって収益を得ている。結局は利用者は損をする、にはなっていないのだろうか?

そもそも「いままでプロ中のプロにだけ提供されていた仕組みを~」という時点でなんだかなと思ってしまう。プロ、ヘッジファンド、機関投資家、外資系証券会社等の、意識高い系の言葉で釣っているとしか思えない。

2018年1月15日月曜日

2017年の投資振り返りと、2018年の課題

2017年はダウ最高値更新中にNISA用のVTを買ったのがスタート。高値掴みになるかもと思いましたが、そのまま続伸で結果的には一番いい時期に買ったことになりました。

ただ、全てのアセットアロケーションが伸びたので損益通算の売買ができず、今年の確定申告では外国税以外の還付はありません。資産が増えるのはうれしいですが、税金の重みを感じることになりました。非課税のNISAの良さが本当によくわかります。

こんな好調なことは続かず、いつか調整が入って値が下がると思いつつも、ひたすら定期的に買い付けたのは良かったと思います。悔やむのは国内REITを短期間で売買してしまったこと。NISAリレー投資以外で売ったのは、この国内REITだけです。年の途中でREITの国内海外比率を変更したからですが、もう少し良く考えてから行動すればよかったと思います。

2018年もNISA用のVTからスタートしましたが、去年と同じくダウ最高値更新中での買い付け。高値掴みになるのか、それともいい時期に買ったことになるのかは誰もわかりません。長期投資なので、上がっても下がってもひたすら持ち続けるだけです。

2018年の課題としては、国内債券の見直し。4月に個人向け10年国債が満期を迎えるので、このタイミングで国内債券の比率を15%から10%に減らして、5%分を海外REITに割り振ることを検討しています。

どんなことがあっても将来に亘って世界の株式市場が伸びることを信じて長期投資をしているので、国内債券の5%分は海外株式に移したほうがいいのか迷いました。
もしくは海外債券に割り振ることも検討しました。

結局、決め手になったのはシャープレシオと年率平均リターン。『わたしのインデックス』で、国内債券15%のまま、海外株式を5%増やす、海外債券を5%増やす、海外REITを5%増やす、で比較しましたが、それぞれのシャープレシオと過去20年の年率平均リターンはは下記の通り。

国内債券15%のまま(0.42、6.2%)
海外株式を5%増やす(0.41、6.3%)
海外債券を5%増やす(0.42、6.3%)
海外REITを5%増やす(0.42、6.4%)

国内債券を減らして海外債券か海外REITに割り振っても、シャープレシオは全て同じの0.42。海外株式に割り振ると0.42から0.41に低下。

一方、年率平均リターンは海外REITが一番高く6.4%。

現状と同じシャープレシオでリターンが一番大きいことから、海外REITに割り振ることにしました。もちろんリターンが大きいといっても過去のデータなので、今後はわかりませんが。

これで、債券20%:株式65%:不動産15%となります。なんとなく調度良いバランスになっているような気がします。

とは言いつつも、国債の満期は4月までなので、まだしばらく色々と検討してみようと思っています。

2017年11月3日金曜日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」に投票

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」に初めて投票してみました。

この金融ブログを開設したはFOYに投票してみたかったからというのもあります。


投票したのはVT、5票全部です。


・低コストインデックスファンドのベンチマークともいえる存在

・自分も買っている
・広く知らしめることでほかの人が買ってくれて、さらにエクスペンスレシオが下がることを期待

という理由からです。


昨今、インデックスファンドの価格低下には目を見張るものがあるので、VTが上位に選ばれるのは難しいかもしれません。ただ、楽天VTなど派生系ともいえるファンドも登場しているので、VTは選ばれなくても楽天VTが選ばれる可能性はあるかもしれません。でも、2017年10月31日までに設定されたファンドが対象なので、楽天VTは日が浅すぎ? それでも来年に期待。


低コストインデックスファンドを買っている人たちが、さらに低コストの米国ETFを買うようになってくれればエクスペンスレシオは下がっていくと思います。


小さなことかもしれませんが、小さく期待しています。

2017年8月20日日曜日

インデックス投資は儲かるのか?

思いつきをメモ。

自分が金持ちか否かを感じるのは、金額よりも周りの人と比べて幾ら持っているかだと思う。ウォーレンバフェットやビルゲイツと比べるよりも、会社の同僚、同じマンションの住民、同級生と比べたときに彼らよりも多ければお金持ちと感じる、もしくは優位な気持ちになれる。

一億円持っていても周りの人が二億円持っていれば自分は貧乏だと感じるし、1000万円しか持っていなくても周りの人が500万円だったら金持ちに感じる。すなわち絶対額よりも相対的に上か下かが重要。

一方、インデックス投資は市場平均を目指す手法なので、大金持ちにはなれない。ウォーレンバフェットにはなれないということ。

しかし、平均値は上に振れる傾向があるので、本当は中央値で比べるのが正しい。100人いて平均100万円持っているとすると、中央値は50万円ぐらい。そうなると、平均的なお金を持っているということは、全体の中では上位になる。

ということは、インデックス投資をしているということは市場平均を目指す手法なので、ウォーレンバフェットにはなれないけど、平均値になっているだけで全体の中では中央値よりも上、すなわちお金持ちになっているということ。

と、ここまで書いてみて、ちょっと無理があることがわかりました。個人の資産額とマーケットの平均値は全く違うので比較できません。

でも、投資精神論ということで。

2017年6月4日日曜日

日経平均が一年半ぶりに2万円を突破、と言われても

日経平均は2万円になるし、ダウも史上最高値を更新するしと、結構ウハウハな人が多いと思う。個人的には2万円台回復よりも、ドル建て日経平均17年2ヶ月ぶり180ドル突破のほうがインパクトがあると思うけど。

自分の資産が増えるのはうれしいけど、毎月コツコツ買っている身にしてみれば買える数が少なくなるのでちょっと微妙。

一番良いのは買う時(=現役の時)は安くて、売る時(=リタイア後)は高いのが望ましいけど。

高くなったからといってアセットアロケーションを変更して更にリスク資産を買うこともないし、高過ぎるといって毎月の定期購入を中断することもないです。

上昇に一喜一憂せずに毎月コツコツ買うだけです。

2017年5月25日木曜日

潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたか分かる

最近、米国株に人気があると思う。

インデックス投資系のブログを見ても米国株を買っている人が増えているし、ちょっとリスク取り過ぎじゃない?とそんな状況に警告しているブログもある。

どうしても自分と似た投資をしている人のブログばかり見てしまうのでバイアスがかかっているだけかもしれないけど、それでもいままで国内投資信託を買っていた人たちが明らかに米国株、しかも個別株を買っているのが増えていると思う。

理由としては、ダウが最高値更新中とか、連続増配が50年以上続いている会社があるとか、株主本位の経営をしているとか色々だと思う。そしてリスクがあるのはわかっているけど長期間保有するから問題ないと思っているはず。

ただ、個別株だとリバランスが大変だし、たとえダウ採用銘柄であってもダメなものはダメだし、ダウが組成されてから生き残っているのはGEだけだし、ウォーレンバフェットが最近IBMを大量売却して衝撃が走ったようにコバンザメ投資もリスクが高い。

自分の場合は、リバランスが簡単、コスト優先で考えて国内ファンドから米国ETFに移ってきたので、米国株が好きと言うよりはコストで選んだらそうなっただけ。もちろんETFより個別株の方がコストがかからないのはわかっている。

いまは株価が高いからいいけど、これでまた何チャラショックが起きた時に個別株を買っていた人たちはどうするんだろう? 長期間買い続けてきた人であれば慌てることなく放置できるだろうし、それなりの資産を保有している人であればリバランスをするだけだろう。

でも昨今のブームに乗っかって始めた人には辛いことになると思う。たぶん投売りする人もいるだろうし、投資そのものを辞める人もいると思う。ただ、本当に長期投資家であれば、持ち続けるだけなのだが。

『潮が引いた時、初めて誰が裸で泳いでいたか分かる』 ウォーレンバフェット

とりあえず自分は水着を着ているつもりです。ついでに浮き輪にも掴まっているつもり。

2017年3月13日月曜日

インデックス投資とは?

以前、とあるインデックス投資家の保有資産が一億円を越えたことに対して、「給与収入が大きいから投資をしなくてもいずれ一億になったはず(だからインデックス投資ではない)」、「債券の比率が大きい。例えば債券99%、株式1%のポートフォリオであってもインデックス投資家と言えるのか」といったようなことが書かれていたことがあった。

そもそもインデックス投資とは指数と同じ値動きを目指す投資方法であるが、実際には次の意味も含まれていると思う。

1.コツコツ購入
毎月自動引き落としで購入とか、一定額が貯まったら定期的に購入している。

2.代表的な指数に連動するファンド、ETFを購入
TOPIXやS&P500など。間違ってもVIX指数などではない。

3.維持費が一番安い商品を購入
同じTOPIXに連動する商品でも、信託報酬が1%の商品ではなく、0.5%など安いものを購入。

4.アセットアロケーションを構築、それに則って購入
年齢、投資思想、リスク、リターンなどを加味したマイ・アセアロを作り、毎年一回など定期的にリバランスをする。

5.長期保有
リバランスやコストの安い商品に乗り換える以外は売らない。税金は繰り延べる。

この5つを全て含んでインデックス投資家だと思う。

もし、「毎月、VIX指数に連動する一番安い商品を、ポートフォリオのうちの70%買って、長期保有しています」という人がいたとしたら、これはインデックス投資と言えるのだろうか?
VIX指数はインデックスだし、毎月コツコツ買っているし、一番安い商品を選んでいるし、ポートフォリオに則っているし、さらに長期保有している。でも、決してインデックス投資とは言えないと思う。

というわけで、たとえ給与収入が高くて、債券の比率が大きかったとしても、1~5に当てはまればインデックス投資だと思う。

自分の場合は、給与収入が減っても1~5を継続していきたい。

2017年1月16日月曜日

2017年に検討したいこと一覧

この一年間で投資的に検討してみたいことリスト。

1.アセットアロケーション変更
日本債券を15%から10%に削減。そろそろ日本の財政も危機的状況なのと、シーゲルならば全額株式推奨なので、日本債券を減らしてみる。
新興国株式も15%から10%に削減。先進国の企業が新興国で収益を得ているならば先進国株式を持てば同じなのと、全世界のGDPに沿って持つのが結局は一番効率的なのかも。

2.VTを分解して購入
VTではなく、VOOやVWOなどを組み合わせてコストを下げてみる。ただし、NISAについてはリバランスが出来ないのでそのまま。

3.米国株偏重の是正
先進国株式としてVDCとVIGを保有しているが、そのぶん米国株の比率が上昇してしまっている。ならばバンガード・FTSE先進国市場(除く北米)(VEA)を購入してみる。ただし、VEAは日本株に比率が高いのが難点。

4.低コスト商品への乗り換え
上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)をBNDに、eMAXIS 先進国リートインデックスをRWRに乗り換えてコスト削減を図る。ただし、BNDもRWRもすべて米国なので、分散されないのがネック。

5.VIGIを買ってみたい
VIGの除く米国版、Vanguard International Dividend Appreciation ETF (VIGI)を買いたい。こればかりは自分ではどうにも出来ないのでバンガードに期待。


上記のいずれもノーセル、および損益通算内で行う。

と考えているのですが、どうなんだろう。

2016年12月19日月曜日

落ちてくるナイフを掴みに行く

ニッセイ外国株式インデックスファンドにおいて市場の急変と大口の資金流入が重なり、ベンチマークから下方乖離したことが話題になっていた。

大統領選と重なることで市場に大きな変化があることは運用者もわかっていただろう。しかし、それでもたぶん決められたタイミングを遵守したのだろう。大きな変化があるときは日程を変えるということもあるだろうが、それよりも決められた日に流入させることを優先させたのだと思う。

今回は大口の資金流入ということで、たまたまこのようなことになってしまったのかもしれない。
もし、市場が急変していなかったならば問題にならなかったし、意図的に日程を変更したら、それはそれで問題になっていただろう。

もちろん不利益をこうむったファンド購入者にとっては看過できないことだが、日程を変更しなかったニッセイの姿勢は評価できると思う。

トランプ当選以降、リートと債券は値下がりしている。今後さらに値下がりするかもしれない。でも先月は数年ぶりにリートを購入した。それは毎月、月末に、ポートフォリオに則って購入するだけだから。

だから、たとえナイフが落ち続けることがわかっていても、掴みに行きます。